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40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント Vol.19 大人の“放課後”

米澤よう子さんの著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、素敵に年齢を重ねるパリジェンヌから学んだ“生きやすくなるヒント”をピックアップ!

パリをテーマにした著書累計42万部超えの人気イラストレーター米澤よう子さん。大人になったパリジェンヌたちのビューティーやファッション、ライフスタイルなどをイラストとエッセーでつづった著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、自分らしくしなやかに年齢を重ねる「大人の女性」の生き方のヒントをご紹介!

Vol.19 “放課後”は仕事をいっさい忘れて遊ぶ

〜国が変わると、時間割も変わる?〜

残業とは無縁に思えるパリの人々。それはさておき、「夕方から夜にかけての時間の使い方が違うかも?」。パリの生活を始めてから数ヶ月後の気づきでした。

米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より
米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より
米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より
米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より

なかでも、夕方から始めるアペリティフ=ディナー前、さわやかなお酒やドリンクを飲みながらの数時間=が強烈! カフェのテラスはパリっ子たちで満席(冬場は防寒のためにビニールシートで囲われる)。その活況とざわめく音に懐かしさが…….。小学校の放課後、校舎からいっせいに出てきた児童たちが放つワイワイガヤガヤ、その音だ!と、わかってからは、フランス人への親近感が湧きました。

騒々しい? いえいえ、むしろ、その騒々しさこそ、仕事から解放された感じがあるのです。

暮らし始めは、日本の時と同じ、18時半頃に外食をスタートするのが私の習慣。見渡すと、室内の食事席は外国人観光客だけ。テラスに目を移すと、ひとりの人も、複数人でも、ワインのみで過ごしている。みんな楽しそうに談笑しているではありませんか!

自分が輪の中に入っていけていないようなつまらなさを感じて、18時半にはドリンク一杯、アペリティフ=通称アペロをするように。すると、ディナーは20時過ぎから。そこからも長~く続く夜のパリの遊び時間が定着。

あるカフェのアペロタイムに、原稿を広げていた時のことを思い出します。サービスのムッシューからさりげなく「閉じたら?」のジェスチャーがありました。そうそう、もう放課後! 仕事すべき場所じゃない! そう気づいてからは、「夕方までになんとしても仕事を終わらせたい熱」が上がり、何気に効率アップにつながった気がしています。

夕方からは、遊ぶ! 仕事のことを完全OFFにしてみよう!

早速マネしてみたい!【パリジェンヌ習慣19】

edit: Akiko Eguchi

40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント
Vol.1 内から美活
Vol.2 ショックの乗り越え方
Vol.3 自己肯定感を上げる方法
Vol.4 大人の友情の築き方
Vol.5シワは年輪
Vol.6 香りを身近に
Vol.7 大切なのは今
Vol.8ひとりランチの楽しみ方
Vol.9 今すぐできるエコ活動
Vol.10 料理はがんばらない
Vol.11「トレードマーク」を持つ
Vol.12バカンスを満喫する方法
Vol.13 情報に踊らされない
Vol.14 大人のごほうび
Vol.15 “老眼鏡”で映えを狙う
Vol.16 パリ流“スムーズな人助け”
Vol.17 おしゃれが悲しみを救う
Vol.18カップルの夜の過ごし方

関連情報

Profile

米澤よう子

グラフィックデザイナーとして広告制作会社に勤務後、1993年イラストレーターとして独立。化粧品パッケージや広告キャンペーン、女性ファッション誌、CM、書籍装画などで活躍。2004年から4年間パリに活動拠点を移し、高級デパート「ボン・マルシェ」での個展開催など、多彩な活動を行う。パリ在住の経験を生かした著書は24冊を数え、商品企画、ブランドとのコラボレーションなど、さらに活動範囲を広げている。近著に『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』(文藝春秋)、『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)などがある。

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