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40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント Vol.13 情報に踊らされない

米澤よう子さんの著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、素敵に年齢を重ねるパリジェンヌから学んだ“生きやすくなるヒント”をピックアップ!

パリをテーマにした著書累計42万部超えの人気イラストレーター米澤よう子さん。大人になったパリジェンヌたちのビューティーやファッション、ライフスタイルなどをイラストとエッセーでつづった著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、自分らしくしなやかに年齢を重ねる「大人の女性」の生き方のヒントをご紹介!

Vol.13 定番アドレスと長〜いおつきあい

米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より

〜パリの大人たちはなぜ情報に踊らされないのか?〜

パリの一店舗から始まり、世界中へと広まった「agnès b.」。長きにわたり、人気ブランドを率いるカリスマ的存在、デザイナーのアニエスが来日。顧客が集うパーティに、私も潜入できました。質問タイムでは、パリに住むアニエスへ「好きなパン屋さんは?」との質問も。

答えは「ポワラーヌ」。有名店のポワラーヌです。この答えに、「大人ならではのパリ」を見出せました。

ポワラーヌの「パン・ド・カンパーニュ」はずっと変わらぬ定番商品。実食すると、カフェのようなビター味の「皮」と、しっとり酸味の「中」に味の違いが。毎日食べ続ければ、お天気や自分の体調次第でも、違いを感じます。そんなささいな面から、ひとつが「多彩」に変化。そして、ひとたび体が覚えてしまえば、それひと筋、一途な愛へと変わる!

同じ店、品でも、長い年月携わると「使い方」「味わい方」が変わるーー。大人になって、わかる気がしませんか? 新店舗や目新しいスポットの情報を素早くキャッチして渡り歩くのは、アクティブな若いコへ任せてもOKとなるのですね。

米澤よう子 パリジェンヌ
パリの1936年創業の老舗パン屋さん「Poilâne(ポワラーヌ)」。「ピニュシオンという名前のビスキュイとも長〜いおつきあい」(※イラストは描き下ろし)

〜YOKO’s 定番アドレスのひとつをご紹介〜
THEVENIN(テヴナン)

米澤よう子 パリジェンヌ

「今回の滞在中、ある日の朝ごはん。(手前から左まわりへ)テヴナンの焼きたてクロワッサン、ケーキ(ル・チーズケーク・ライト)、パン・オ・レザン、パン・オ・ショコラ」

パリ生活での楽しみのひとつが朝食のクロワッサン。朝の焼きたてを買うため、近所のパン屋さんが定番アドレスになります。テヴナンは、1963年から続くブーランジュリー。クラシックなパンと愛らしいお菓子が魅力的。パリに4店舗あるうちのビュッシー通り店が、パリで私が暮らしていた時の定番。今年初夏に訪れたパリでも滞在中、朝に焼きたてクロワッサンを!

店、モノ、そして人、長〜いおつきあいを思い浮かべてみよう!

早速マネしてみたい!【パリジェンヌ習慣13】
米澤よう子

edit: Akiko Eguchi

40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント
Vol.1 内から美活
Vol.2 ショックの乗り越え方
Vol.3 自己肯定感を上げる方法
Vol.4 大人の友情の築き方
Vol.5シワは年輪
Vol.6 香りを身近に
Vol.7 大切なのは今
Vol.8ひとりランチの楽しみ方
Vol.9 今すぐできるエコ活動
Vol.10 料理はがんばらない
Vol.11「トレードマーク」を持つ
Vol.12バカンスを満喫する方法

関連情報

Profile

米澤よう子

グラフィックデザイナーとして広告制作会社に勤務後、1993年イラストレーターとして独立。化粧品パッケージや広告キャンペーン、女性ファッション誌、CM、書籍装画などで活躍。2004年から4年間パリに活動拠点を移し、高級デパート「ボン・マルシェ」での個展開催など、多彩な活動を行う。パリ在住の経験を生かした著書は24冊を数え、商品企画、ブランドとのコラボレーションなど、さらに活動範囲を広げている。近著に『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』(文藝春秋)、『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)などがある。

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