英国王室の子どもたちが、食事の際に求められる“スキル”とは?
2023.9.27

©︎UK Press Pool/Getty Images
英王室の子どもたちはあるスキルを身につけるまでは、たとえクリスマスのディナーであっても、両親と一緒に公の場で食事ができないという。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。
2023.9.27
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英王室の子どもたちはあるスキルを身につけるまでは、たとえクリスマスのディナーであっても、両親と一緒に公の場で食事ができないという。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。
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──その“スキル”とは多くの大人がまだ学んでいることだ
王室の子どもであることは、人目にさらされる中で生活することに加えて、それ自体が別世界である。もしあなたが自分の家庭のルールを作っているのなら、王室のプロトコルをそこに追加しよう。
「ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子は、やっていいことと悪いことを早いうちから学ばなければならなかった」と英紙『Mirror』は報じている。「(王室の)ルールは早い時期から適用される」
ルールの一つとは? “礼儀正しい会話術”を身につけるまでは、公式なディナー(クリスマスを含む!)で、パパとママと一緒に座ってはいけない。(正直に言わせてもらうと、多くの大人がいまだにマスターしようとしているスキルだ)。それまでは、王室の子どもたちは他の小さな子どもたちと一緒に、子ども用のテーブルに座らされる。「ええと、友達とパトカーについて話している時に、退屈な大人のおしゃべりを座って聞いていたい子どもなんているのだろうか?」と『Mirror』は鋭く問いかける。「ああ、誰がそんなことをしたいんだ?」
元王室シェフのダレン・マクグレーディは、亡くなったエリザベス女王陛下のためにも、ダイアナ元妃のためにも働いたことがあるが、王室の子どもたちは、両親や他の大人たちが別の場所で食事をしている間、ナニーたち(母親に代わり、子育てをする女性※編集部注)と一緒に子ども部屋でクリスマスランチを食べていたという。「ディナーの席できちんと振る舞える年齢になるまでは、子どもたちはいつも子ども部屋で食事をしていました」と彼は語った。(もしそのルールが私たち家族みんなに適用されたら、少なくとも2、3人の大人が、子ども部屋に追いやられることは間違いないだろう)
そして、王室の子どもとはいえ、私たちと同じように野菜を食べたがらない子どもたちでもある。マクグレーディは、ウィリアム王子とヘンリー王子が食事の時に野菜を食べるように“賄賂”を送られたことを思い出した。「王室の育児室では、幼い王族のマインドを教育するだけでなく、彼らの味覚も教育していました」と彼は言う。「(彼らの)ナニーはいつも献立を管理しており、健康的な野菜を多く含むだけでなく、新しい大人向けの料理も紹介しながら、バランスの取れた食事を摂らせるようにしていたのです」。マクグレーディは、マッシュポテトなど、王子たちの好物のひとつにこっそり野菜を隠すことで、食事に野菜を取り入れていたことを記憶している(繰り返しになるが、王室の子どもとはいえ、彼らもまた普通の子どもなのだ)。
そして、息子たちがヘルシーな食事をし、緑黄色野菜を食べるようになるまでの間、ダイアナ元妃は健康的な食生活をさせることにとても協力的だった一方で、特別なご褒美として王子たちをマクドナルドにこっそり連れて行くこともあったとマクグレーディは語った。
Translation & adaptation: Akiko Eguchi
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This article was published marieclaire.com
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