40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント Vol.14 大人のごほうび

米澤よう子さんの著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、素敵に年齢を重ねるパリジェンヌから学んだ“生きやすくなるヒント”をピックアップ!
米澤よう子さんの著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、素敵に年齢を重ねるパリジェンヌから学んだ“生きやすくなるヒント”をピックアップ!
[INDEX]
パリをテーマにした著書累計42万部超えの人気イラストレーター米澤よう子さん。大人になったパリジェンヌたちのビューティーやファッション、ライフスタイルなどをイラストとエッセーでつづった著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、自分らしくしなやかに年齢を重ねる「大人の女性」の生き方のヒントをご紹介!
見えない未来には、大人だからこその“ぜいたくなごほうび”が待っているかも?
とりわけ印象派の画家たちを魅了した南フランス。若年期はパリで制作し、その後、あるいは晩年に居を移すパターンがほとんど。
これらの地にわが身を置くと……
ゴッホはこの光を浮世絵から想像した日本の明るさと重ね合わせ、「ひまわり」を描きました。私にとっては、日本の明るさより強烈!
パリや日本では体感できないまばゆさ。それは人々の背後にまるで後光のように輝き、非現実感を覚えるほど……。そして時を忘れる楽園感。
私たちが決して見られない天国って、もしかしてこんなムードなのでは?
南フランスのなかでも、私の天国ムードNo.1は、ニース近くのÈze=エズです。
南フランスに点在する「鷲の巣村」のひとつ。
ホント、巣みたいな形ですよね?
斜道が続くも、頂上まで行けばこんな眺めの“ごほう美”が‼︎
そのエズの絶景ほか、イイトコロを所有するのが超有名&超リュクスなホテル、LA CHÈVRE D’OR=シェーヴル・ドール(金のヤギ)。
エントランスをくぐったときから“天国への階段”がスタート! レセプションへ続く庭を登り歩けば、夢みたいな風景が続きます。ブーゲンビリアが咲き誇るパティオの向こうに、真っ青な地中海! どこもかしこも絶壁から見下ろすアングルが、天から見た「地」なのです! エズ村を散策しても同様ですが、5つ星ホテルの演出力が、パラダイス・ムードに拍車をかけます。
夕方からはテラスでアペリティフ、空がうっすら茜色に染まる頃、上階のレストランへ移動…….まさか最後の晩餐!?
そしてちゃんと朝食もとり、生きててよかった♡と、なります。
(以上、私の一夜の“天国”エピソードでした)
「仕事を退き、その後の人生を温暖な南仏で」という、パリマダムのお決まりコースがあります。聞いた当初は、健康や長生きが目的と決めつけていました。けれど南フランスのあちこちでステイを重ねた今、理由がそれだけでないのは確かだと思っています。
リタイア後の「ハッピー」を想像しよう!
早速マネしてみたい!【パリジェンヌ習慣14】
edit: Akiko Eguchi
40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント
Vol.1 内から美活
Vol.2 ショックの乗り越え方
Vol.3 自己肯定感を上げる方法
Vol.4 大人の友情の築き方
Vol.5シワは年輪
Vol.6 香りを身近に
Vol.7 大切なのは今
Vol.8ひとりランチの楽しみ方
Vol.9 今すぐできるエコ活動
Vol.10 料理はがんばらない
Vol.11「トレードマーク」を持つ
Vol.12バカンスを満喫する方法
Vol.13 情報に踊らされない
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)¥1,650
https://www.amazon.co.jp/dp/433495071X
米澤よう子
グラフィックデザイナーとして広告制作会社に勤務後、1993年イラストレーターとして独立。化粧品パッケージや広告キャンペーン、女性ファッション誌、CM、書籍装画などで活躍。2004年から4年間パリに活動拠点を移し、高級デパート「ボン・マルシェ」での個展開催など、多彩な活動を行う。パリ在住の経験を生かした著書は24冊を数え、商品企画、ブランドとのコラボレーションなど、さらに活動範囲を広げている。近著に『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』(文藝春秋)、『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)などがある。
リンクを
コピーしました