40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント Vol.11「トレードマーク」を持つ

米澤よう子さんの著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、素敵に年齢を重ねるパリジェンヌから学んだ“生きやすくなるヒント”をピックアップ!
米澤よう子さんの著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、素敵に年齢を重ねるパリジェンヌから学んだ“生きやすくなるヒント”をピックアップ!
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パリをテーマにした著書累計42万部超えの人気イラストレーター米澤よう子さん。大人になったパリジェンヌたちのビューティーやファッション、ライフスタイルなどをイラストとエッセーでつづった著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、自分らしくしなやかに年齢を重ねる「大人の女性」の生き方のヒントをご紹介!
〜無敵の存在感に「トレードマーク」の共通点〜
自由なイメージのフランスの服飾文化。自由を謳歌しているでしょう!と思いきや、私のルーティン=フランス・ニュースをテレビ視聴=の印象では、むしろ、枠に収まっている様子。おとなしめのコンサバとは違うとは思いつつ、はじめは軽く流して観ていましたが……。個人に絞ってチェックすると、それぞれの役割に適した、無敵なスタイルが浮き彫りに。
たとえば政治家。担当分野のプロフェッショナルとしてキャリアを積んだマダムたち。ファッションのトライ&エラーの回数は、長いキャリアに比例して多かったはず。
いらないアイテムもわかるようになれば、無駄のない、専門感のあるスタイルが定着。そしてめでたく大臣就任! そんな彼女たちのスタイルにブレがないのも納得です。また、仕事に必要不可欠なメガネがトレードマークにも。国民に顔を覚えてもらう「認証」効果も大!
アンカーウーマン(ニュースキャスター)のアンヌ=ソフィーは、服はミニマム。基本的に上半身はさらりと一枚、画面上にもすっきり見えます。アクセサリーは、輝いたり、揺れたりしてしまうとニュースを観たい視聴者の気が散ってしまうかもしれないので、つけない方がベター。フリルや色などで少しの華やかさがあれば、ノーアクセサリーでも寂しくないし、お堅くない! 「自分も視聴者もニュースに集中できる」のが彼女のお仕事スタイルと言えそう。
ひもとけば、それぞれユニフォームみたいなもの。その活動に無理なくフィットして、見た目にもふさわしい。安心して業務に臨めます。
私自身、制服時代はラクでした。社会人になって、「毎日違う服を着ないと!」との呪縛から解き放たれたのは、自分スタイルを持つパリの女性たちからの影響です。
枠を決めたら、毎日着る服を迷わない! 私の枠はワンピース。
その代わり、小さなバリエーションをたくさん持つように。いつも同じような服に見えても、本人は満足なんです。仕事がしやすいから!
枠を「シャツ」と決めたら、「シャツ」をもう1枚増やしてみよう!
早速マネしてみたい!【パリジェンヌ習慣11】
edit: Akiko Eguchi
40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント
Vol.1 内から美活
Vol.2 ショックの乗り越え方
Vol.3 自己肯定感を上げる方法
Vol.4 大人の友情の築き方
Vol.5シワは年輪
Vol.6 香りを身近に
Vol.7 大切なのは今
Vol.8ひとりランチの楽しみ方
Vol.9 今すぐできるエコ活動
Vol.10 料理はがんばらない
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)¥1,650
https://www.amazon.co.jp/dp/433495071X
米澤よう子
グラフィックデザイナーとして広告制作会社に勤務後、1993年イラストレーターとして独立。化粧品パッケージや広告キャンペーン、女性ファッション誌、CM、書籍装画などで活躍。2004年から4年間パリに活動拠点を移し、高級デパート「ボン・マルシェ」での個展開催など、多彩な活動を行う。パリ在住の経験を生かした著書は24冊を数え、商品企画、ブランドとのコラボレーションなど、さらに活動範囲を広げている。近著に『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』(文藝春秋)、『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)などがある。
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