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40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント Vol.15 “老眼鏡”で映えを狙う

米澤よう子さんの著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、素敵に年齢を重ねるパリジェンヌから学んだ“生きやすくなるヒント”をピックアップ!

パリをテーマにした著書累計42万部超えの人気イラストレーター米澤よう子さん。大人になったパリジェンヌたちのビューティーやファッション、ライフスタイルなどをイラストとエッセーでつづった著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、自分らしくしなやかに年齢を重ねる「大人の女性」の生き方のヒントをご紹介!

Vol.15 リーディンググラスが知的に見せてくれる?

やむなく増えるアイテムが効果あり!

40歳を過ぎれば視力の低下は否めなく、やむなく増えるアイテムが「リーディンググラス」(=老眼鏡)。私自身は、小学校一年生の頃から視力検査が常に両目1.2〜1.5という高視力。勉強していない証? との恥じらいを抱えつつ、メガネいらずの生活が40年を越えた頃、一般より早めの衰えが……。もう若くないという脱力感と、必携アイテムにメガネが増えたのが面倒で、日常のストレスと化していました。

そんなこんなで人生初の老眼鏡を携えパリへ行ったとき、ネガティヴな心持ちでパリのマダムをウオッチングしたら、たちまちポジティヴへと変換されたのでした。

米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より

衰えどころか、かっこよく輝いているではありませんか! プラスワンアイテム、アクセサリーとしても「映え」に貢献している……。

米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より

常に一緒なだけに、慣れた手つきで変幻自在に操るその姿は実にクール。自然な仕草も魅力的。レンズ越しに対象物へ送る視線は、知的さを増しているよう。目の前がぼやけて見える老眼は不便だけれど、メガネによって確実に加わる魅力があると知りました。

米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より

高視力ゆえにメガネを敵視していた私。老眼鏡という響きもネガティヴに働いていましたが、新しいアイテムを身につければ新しい自分も見えてきますよね。しかも40歳を越えてから。「もう若くない」だなんてセリフは、パリに捨ててきました!

米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より

さらに、メガネは増えるシワや目の下のクマを覆い、カモフラージュする役目も果たすとわかり、証明写真をメガネ姿にしたほど。愛着が増し、もう手放せない!

米澤よう子 パリジェンヌ
『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より

フランスでは、老眼鏡に保険が適用されると聞いた時には驚きました。老いや衰えは誰にでもあること。日本では自費にはなりますが、積極的に購入して、こなれたマダムの雰囲気を醸し出してみて。そして、この先もずっと……!

米澤よう子 パリジェンヌ

「50代、60代、70代etc. 吟味しているのがわかるグラス選び」(※イラスト描き下ろし)

リーディンググラスを、おしゃれにも活用しよう!

早速マネしてみたい!【パリジェンヌ習慣15】

edit: Akiko Eguchi

40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント
Vol.1 内から美活
Vol.2 ショックの乗り越え方
Vol.3 自己肯定感を上げる方法
Vol.4 大人の友情の築き方
Vol.5シワは年輪
Vol.6 香りを身近に
Vol.7 大切なのは今
Vol.8ひとりランチの楽しみ方
Vol.9 今すぐできるエコ活動
Vol.10 料理はがんばらない
Vol.11「トレードマーク」を持つ
Vol.12バカンスを満喫する方法
Vol.13 情報に踊らされない
Vol.14 大人のごほうび

関連情報

Profile

米澤よう子

グラフィックデザイナーとして広告制作会社に勤務後、1993年イラストレーターとして独立。化粧品パッケージや広告キャンペーン、女性ファッション誌、CM、書籍装画などで活躍。2004年から4年間パリに活動拠点を移し、高級デパート「ボン・マルシェ」での個展開催など、多彩な活動を行う。パリ在住の経験を生かした著書は24冊を数え、商品企画、ブランドとのコラボレーションなど、さらに活動範囲を広げている。近著に『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』(文藝春秋)、『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)などがある。

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