×

40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント Vol.17 おしゃれが悲しみを救う

米澤よう子さんの著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、素敵に年齢を重ねるパリジェンヌから学んだ“生きやすくなるヒント”をピックアップ!

パリをテーマにした著書累計42万部超えの人気イラストレーター米澤よう子さん。大人になったパリジェンヌたちのビューティーやファッション、ライフスタイルなどをイラストとエッセーでつづった著書『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)より、自分らしくしなやかに年齢を重ねる「大人の女性」の生き方のヒントをご紹介!

Vol.17 おしゃれが悲しみを救う

フランスの俳優、イザベル・ユペール主演の映画は常にチェック! 『未来よこんにちは』は、タイトルが明るめなイメージ。内容をほぼ知らずに映画館へ行ったら予想外。主人公は60歳を目前に、未来が真っ暗?? 人生半ばを過ぎて思わぬシングルアゲイン!

パリに住むナタリーは、公私ともに幸せの象徴のすべてを手に入れたかに見えたのに…….。

悲しみの渦中にありながら、ファッションは落ち込んでいない様子。服を選ぶ気力さえなくなりそうなのに、逆! 行く先々で、変わる服装。仕事、公園、シネマ、海辺の別荘、旅etc。そのどれもが彼女らしいおしゃれ。凛(りん)とした雰囲気を漂わせ、思わず目を奪われてしまう。ファッションだけ見れば、不幸感はゼロ!

米澤よう子 パリジェンヌ
「仕事での基本ワードローブはスカート」『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より
米澤よう子 パリジェンヌ

「海辺の別荘では、パリとはスタイルを変えて」『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より
米澤よう子 パリジェンヌ
「物事がことごとくうまくいかない時にはプチ旅行。足もとはヒール」『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より
米澤よう子 パリジェンヌ
「手放さないのが羽織りモノ。自由に操り体感調節。つらい時だけど、健康管理はぬかりなく!」『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』より

おしゃれは、ときに自分の弱ったメンタルを救いますよね。たとえば失恋した時など、いつもよりきれいにするみたいに。ナタリーも、メンタル崩壊寸前のところを、おしゃれすることで阻止しているかのよう。

度重なる不幸には、嘆くし、泣くし、怒る! でも、ファッションまでも落ち込まない! その場その時に合わせて服を選び、日々を過ごせば、近い未来には予想外の幸せがやってくるかも?

悲しい時は、服選びに時間をかけよう!

早速マネしてみたい!【パリジェンヌ習慣17】
米澤よう子 パリジェンヌ

edit: Akiko Eguchi

40代からはパリジェンヌのように! 素敵に年齢を重ねる生き方のヒント
Vol.1 内から美活
Vol.2 ショックの乗り越え方
Vol.3 自己肯定感を上げる方法
Vol.4 大人の友情の築き方
Vol.5シワは年輪
Vol.6 香りを身近に
Vol.7 大切なのは今
Vol.8ひとりランチの楽しみ方
Vol.9 今すぐできるエコ活動
Vol.10 料理はがんばらない
Vol.11「トレードマーク」を持つ
Vol.12バカンスを満喫する方法
Vol.13 情報に踊らされない
Vol.14 大人のごほうび
Vol.15 “老眼鏡”で映えを狙う
Vol.16 パリ流“スムーズな人助け”

関連情報

Profile

米澤よう子

グラフィックデザイナーとして広告制作会社に勤務後、1993年イラストレーターとして独立。化粧品パッケージや広告キャンペーン、女性ファッション誌、CM、書籍装画などで活躍。2004年から4年間パリに活動拠点を移し、高級デパート「ボン・マルシェ」での個展開催など、多彩な活動を行う。パリ在住の経験を生かした著書は24冊を数え、商品企画、ブランドとのコラボレーションなど、さらに活動範囲を広げている。近著に『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』(文藝春秋)、『大人パリジェンヌStories おしゃれと恋と日常と』(光文社)などがある。

リンクを
コピーしました