京都人が楽しむ12月の散り紅葉と絶品タルトタタン【町家宿おかみの、たびする京都暮らす京都。】
真如堂の散り紅葉
12月にはいると京都の紅葉狩りもひと段落、修学旅行や大型バスツアーなどもぐっと減り、つかの間の静けさが街に訪れます。こんなときこそ、観光ルートでは出会えない景色や味を満喫できるチャンス。そこで、知る人ぞ知る12月の京都のおすすめスポットを、京都洛北で町家宿「karigane」を夫婦で営む下岡莉香さんが案内します。紹介するのは、平安神宮や京セラ美術館などで知られる「岡崎」エリアの穴場スポット。せわしなさが先立つ師走、ちょっと一息のショートトリップに出かけませんか。
真如堂
散り紅葉の美しさの目をみはる
グループツアーの観光旅行者は減りますが、12月初旬であればまだまだ紅葉が楽しめます。とくに、床一面に緋毛氈(ひもうせん)、赤いカーペットを敷き詰めたような散り紅葉は、12月に京都を訪れる人だけが楽しめる美しい景色です。
真如堂の紅葉
私が好きなのは、真如堂さんの散り紅葉。真如堂は、南に南禅寺や平安神宮、北に鴨川デルタや銀閣寺と、有名観光地に取り囲まれているにもかかわらず、本当に京都が好きだという方だけが訪れる、まさしく穴場のお寺です。
1000年以上の歴史を持つ真如堂。そのご本尊である阿弥陀如来は「女性を救う仏様」として多くの信仰を集めてきました。真如堂は、春の桜や夏のむくげも美しいのでおすすめのお寺です。皆様も、ぜひ一度ご参拝ください。
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