“喫茶店激戦区”京都で指折りの、自家焙煎コーヒーが美味しい町家カフェ【町家宿おかみの、たびする京都くらす京都】
サイフォンで淹れるスペシャルティコーヒーは格別
ご存じでしたか? じつは京都はコーヒー消費量日本一の街だということを。
京都・洛北、紫野にある町家宿「karigane(かりがね)」を夫とともに営む下岡莉香さんが、地元ならではの旬な京都を案内するこの連載。今回は、京都に数多ある喫茶店のなかから、Kariganeと同じく京町家の建物で、美味しいコーヒーがいただけるお店をご紹介します
父の日のプレゼントにも最適
季節は芒種。水を張った田んぼにキラキラと光が反射する、爽やかな季節となりました。
今回ご紹介するのは、町家を使ったカフェ、粉屋珈琲さんです。
粉屋珈琲正面より
粉屋珈琲のマスターは、もともと大阪のご出身。当時はまだ少なかった自家焙煎の豆を使うカフェで修業を積まれ、2011年8月に、粉屋珈琲をオープンされました。コーヒー文化が根強い京都で、しかも京町家で、喫茶店を開くことが念願だったそうです。
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粉屋珈琲には、ブラジル、インドネシア、エチオピアなど、世界各国からコーヒー豆が届き、常時およそ8種類のコーヒーが並びます。お店では、こだわりのブレンドだけでなく、単独の産地の豆だけを使って淹れたコーヒーを楽しむこともできます。
自家焙煎すると良い香りが
マスターのお話では、「個人的に好きな産地はパナマですね。苦み、コク、香りのバランスがとれていて、ブレンドせずに淹れても味がまとまっています」とのこと。暑い中南米の風景を想像しながらパナマ産のコーヒーを飲む、というのも楽しいですね。
店内もレトロで可愛い
また粉屋珈琲にはブレンドも2種類、用意されています。そのうちのひとつであるキューピッドブレンドは、スペシャルティと呼ばれる特に品質の高い豆のみを独自にブレンドしたもの。華やかでフルーティーな香りと酸味、芯の強いコクと爽やかな苦みで、コーヒーの美味しさが凝縮した一杯になっています。
粉屋珈琲の逸品をネットで購入することも可能です。蒸し暑い日本の夏におすすめなのが、カフェオレベース。5種類の豆をブレンドして抽出された濃縮コーヒーをミルクに混ぜて氷をうかべれば、自宅で粉屋珈琲の味を手軽に楽しめます。
ラテベースで使って自分でアイスコーヒーが作れます。手前の自家製アーモンドも美味
また、コーヒーでつちかった焙煎技術でつくる自家製アーモンドもおすすめです。炒りたてのアーモンドは、フレッシュでえぐみがなく、アーモンド本来の味と香りが口全体に広がります。
父の日の贈り物として、あるいは雨の日の読書のおともに、粉屋珈琲のカフェオレベースやアーモンドはいかがでしょうか。
撮影・構成:下岡広志郎
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