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幸せになる4つの生活習慣の取り入れ方

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日常生活をより良いものにするために、大きな変化を起こす必要はない。幸福の専門家によれば、毎日の目標を見つけたり、体を動かしたり、マルチタスクをやめるなど、小さな努力が幸福を最大化するのに役立つという。毎日をもっと幸せに過ごすための4つのヒントについて、マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。

あなたは今、元気がないと感じていないだろうか? 理由もわからず、どうすれば状況を改善できるかもわからないまま、日々の生活が悲しみに包まれている、と感じることはないだろうか? 精神的に打ちのめされ、気力がなえる時期は誰にでもあるものだ。

『幸福の方程式』の著者、Neil Pasrichaは、CNBC(ニュース専門の放送局)の取材に応じ、人々のやる気をなくすようなことが起こりやすい、この時代に対抗するため、効果的であると同時に、簡単に実践できるヒントをもとに、最終的に「人生が幸福であることを、自分自身が感じる」方法についてアドバイスしている。

毎日「イキガイ(生きがい)」を見つける

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毎日をより幸せに感じるための最初のテクニックは、自分の「イキガイ」を見つけることだ。

「『イキガイ』とは日本語で、大雑把に訳すと『毎朝起きる理由』です」とNeil Pasrichaは語る。「私たちの北極星の役割を果たし、具体的な目標を持って目覚めることを助けてくれます」。語源的には、「イキガイ」は「生きる」という意味の「イキ(生き)」と、「価値あるもの」という意味の「ガイ(甲斐)」を合わせたものである。

そして、それは必ずしも大きなプロジェクトではなく、むしろ自分を動かすものなのだ。「どの段階においても、自分の生き方と調和していることが基本だ。そうでなければ、自分の道から外れてしまったように感じ、日常生活のコントロールを外部に委ねてしまう。私たちのイキガイは電波のようなもので、それとうまくシンクロすればするほど、自分の人生には意味があるという感覚を持てるようになるのです」と、『La methode Ikigai』の著者たち(Hector GarciaとFrancesc Mirallesの共著) は説明している。

毎日を気持ちよく過ごすために、ウォーキングを取り入れよう

頭の中、ひいては人生をより良いものにするもうひとつのヒントは、体を動かすことだ。歩くことは、私たちの健康に最も有益な身体活動のひとつと考えられている。

「体を動かすことは幸福感を高める。私がウォーキングを選んだのは、健康に良く、創造性を高めるからです」と、Neil Pasrichaは説明する。コンピューターやスマホの画面から解放され、自然に近づくことができる。

そのためには、1日に1万歩も歩く必要はない。ただ、少なくとも1日1回は散歩に出かけるようにしよう。自尊心を高め、不安や疲労を軽減し、創造性を刺激するなど、どのような身体活動も精神面には良いが、脳の特定の機能を高めるウォーキングはとくに良い。

「学習、記憶、認知をサポートする脳システムは、ストレスやうつ病の影響を強く受けるものと同じであることがわかりました。そして、進化論的な習慣として、これらの脳システムは脳内の認知地図の作成などの機能もサポートしているのです」と神経科学者のShane O’Maraはガーディアン紙(イギリスの日刊新聞)に語っている。

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