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TOMORROW X TOGETHER、5thミニアルバム発売記念ショーケース開催! メンバーが見どころを解説

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TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)の5thミニアルバム『The Name Chapter: TEMPTATION』のリリースに先立って開催された、メディア向けショーケースの様子をお届け。

TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が1月26日、韓国にてメディア向けショーケースを開催した。同グループは、1月27日の午後2時に5thミニアルバム『The Name Chapter: TEMPTATION』をリリースする。

TOMORROW X TOGETHERは、BTS、SEVENTEEN(セブンティーン)、ENHYPEN(エンハイプン)、NewJeans(ニュージーンズ)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)など、グローバルに活躍するグループを多数輩出するレーベルを傘下に置くHYBEよりデビュー。メンバーは、SOOBIN(スビン)、YEONJUN(ヨンジュン)、BEOMGYU(ボムギュ)、TAEHYUN(テヒョン)、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)という少年美に満ちあふれた5人で構成されている。キャッチーなメロディーと誰もが共感できる青春を歌った歌詞、巧みなストーリーテリングが魅力的な「K-POP第4世代」を代表するグループだ。

4thミニアルバム『minisode 2: Thursday’s Child』発売以来、約9か月ぶりのカムバック。開始早々「新しいアルバムをお見せするまでに少し時間がかかってしまいました。僕たちを信じて待っていてくれてありがとうございます」と、長い間カムバックを心待ちにしていたファンに対する感謝の気持ちを口々に伝えた。

今回のアルバムは、未来のために遠い旅に出ようと決心した少年が、目の前の自由と遊戯という「誘惑」に直面し揺れる青春を表現した作品だ。「Devil by the Window」「Sugar Rush Ride」「Happy Fools (feat. Coi Leray)」「Tinnitus (Wanna be a rock)」「Farewell, Neverland」の計5曲で構成されており、ポップ、ロック、ヒップホップ、アフロポップなど、そのサウンドの多彩さに驚かされる。HUENINGKAIは、「型にハマらない新鮮な試みが多く、多くの方は、そこがまさにTOMORROW X TOGETHERらしいと言ってくださいます」と説明し、挑戦の詰まったアルバムであることを強調した。

タイトル曲「Suger Rush Ride」について聞かれると、YEONJUNは「爽やかさとセクシーさという相反する2つの要素が共存している曲です。この微妙なニュアンスを表現するために、表情やアクティングに気を使い、たくさん悩みながら練習しました」とコメントした。

「Suger Rush Ride」のMVが流された後、黒を基調としたワイルドな衣装を身にまとって登場し、同曲を披露。ファンキーなギターサウンドと中毒性のある口笛の音が魅力的なオルタナティブポップダンス曲だ。緩急のあるダンス、繊細な表情、ポイントとなる振り付け「Gimme Sugar ダンス」、パワフルな韓国の伝統舞踊「パンソリ」の歌詞とステップが加わり、甘い誘惑に陥る少年のストーリーが見事に表現されていた。

その他の収録曲も、手の込んだ完成度の高い新鮮な楽曲ばかりだ。YEONJUNがトップライン(メロディー)を担当し、メンバー全員が作詞に参加したという3曲目の「Happy Fools (feat. Coi Leray)」に話題が及ぶと、BEOMGYUは「誰でも反抗期があると思います。僕は “暗黒期” と呼んでいるのですが、その時のことを思い出しながら歌詞を書きました。毎日同じことの繰り返しに疲れて今日やるべきことを明日に回したり、未来ではなく現在を楽しんでいた過去の自分を思い出しながら書きました。他人から見るとさまよっているように見えても、たまには今の幸せを感じるのもいいのではないか、という気持ちで明るく表現しました」と、制作秘話を明かした。

TOMORROW X TOGETHERは、若者を中心に共感を集めていることから「Z世代を代弁するアーティスト」とも呼ばれている。同世代の若者に対し「社会に出て限界にぶつかった時、目の前の幸せを重要だと思うことしかできなくなります。Z世代は、明日の幸せは今日の幸せより価値があるのか?と疑問を持つ世代だと思います。今作は、そんな未来に漠然とした不安を感じる若者にも共感してもらえるはずです」と、質疑応答の場面でTAEHYUNが語った。

今後の目標について聞かれると、HUENINGKAIは「多くの方に、TOMORROW X TOGETHERがどんなグループなのか、印象付けたいと思います。僕たちのステージを見て圧倒されたと言ってもらえるように、準備したものをすべて出し切りたい」と話した。また、同アルバムの予約販売数が216万枚を突破し、自己記録を更新したことを受けて、「結果を見て本当に驚きました。『ビルボード200』で1位を取りたいです」と意気込みをあらわにした。

最後に、リーダーのSOOBINが「今回もまた、新しくユニークな姿で帰ってきました。長い間待っていてくださったMOA(ファンの名称)の皆さんにとって、大きなプレゼントになればと思います」とコメントし、ショーケースを締めくくった。

3月からは、韓国・ソウルを皮切りに、アジア、アメリカの13都市を回るワールドツアー『ACT:SWEET MIRAGE』を行うことが決定している。彼らが今後どのような成長物語を見せてくれるのか、さらなる活躍に期待したい。

〈上・左から〉SOOBIN、YEONJUN、BEOMGYU 〈下・左から〉TAEHYUN、HUENINGKAI

photos: (P)&(C) BIGHIT MUSIC / text: Akari Hiroshige

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