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〈ENHYPENライブレポ〉祝!初ドーム公演を京セラドームで開催!「最高のパフォーマンスで恩返しをしたい」

(P)&(C) BELIFT LAB Inc.

BTSと同レーベル HYBEから、2020年11月にデビューしたグローバルグループENHYPEN(エンハイプン)。デビューからわずか2年で実現することとなった“初”のドーム公演が、1月21日(土)、22日(日)の2日間、大阪・京セラドームで開催された。

2022年9月から、ソウルを皮切りにスタートしたENHYPEN初のワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’(エンハイプン ワールドツアー マニフェスト)』。2022年11月に愛知、大阪、神奈川で行われた日本公演『ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’ in JAPAN』は約6万人を動員し、2023年1月21日、22日に大阪・京セラドームで追加公演が行われた。

メンバーが語るドーム公演の注目ポイントは?ライブ直前インタビューはこちら

デビュー後は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、有観客のライブどころかファンと交流すら十分にできなかった。短いようで長い時間、悔しい思いを抱えながらも着実に前進し、ようやくかなった初のドーム公演。日本公演最終日となった1月22日(日)のライブレポートをお届けする。

夢のドーム公演。この瞬間を永遠に忘れない

最大収容人数55,000人を誇る京セラドームの客席は、ペンライトがいっぱいに輝き、まるで美しい星空のようだ。アーティストなら誰もが夢見るドームの舞台。その貴重な瞬間を目に焼き付けようと集まったENGENE(エンジン・ファンネーム)が、ステージから見える景色を美しく彩っている。

ゴールドの装飾が施された白いジャケットに身を包み、クールなポージングでステージに登場した7人のメンバー。オープニングステージを飾った楽曲は、日本デビューシングル『BORDER: 儚い』から「Given-Taken」と、1st ミニアルバムに収録された「Flicker」。繊細さと大胆さを併せ持ったサウンドと、一糸乱れぬ完璧なパフォーマンスでファンの心を一気につかむ。

オープニングステージを終え、「ごあいさつします!ENHYPENです!」とリーダーJUNGWON(ジョンウォン)の元気な日本語のあいさつがドームに響く。デビューから約2年でドームの舞台に立つことになったJAY(ジェイ)も、「この瞬間を永遠に忘れません。僕たちが見ている景色がどれだけ美しいか見せてあげたいです」と目を輝かせて話す。NI-KI(ニキ)は、「最初の曲から胸が熱くなりました。ENGENEのみなさんと一つの空間を共有できることがうれしいです。最高のパフォーマンスで恩返しをしたいので、最後まで楽しんでください」と呼びかけた。

続いて、ポジティブなメッセージが詰まった「Always」と「Forget Me Not」を歌いながら、メンバーがステージを自由にかけまわり、ファンを盛り上げていく。会場は一気にフレッシュで爽やかなムードに。明るい雰囲気のまま「TFW (That Feeling When)」と、追加公演のためにセットリストに加えた「Let Me In (20 CUBE) [Japanese Ver.]」を歌い上げ、会場の一体感を高めていく。

MCでは、ダンスのポイントを実演したり、会場のファンからリクエストを募って動物をまねたジェスチャーをするような楽しい交流も。少し照れながらもファンを喜ばせようとする姿に、ファンはますますENHYPENの(とりこ)になってしまったはずだ。メンバーたちは、パフォーマンス中には見せないようなリラックスした表情で、ファンとともに過ごす時間を心から楽しんでいる様子が伝わってくる。

ライブ中盤には「僕たちがもっと近くに行きます!」と宣言し、ピュアでキュートなラブソング「Polaroid Love」を歌いながらトロッコに乗って会場を移動。笑顔で手を振ったりジェスチャーを送りながら、ひとりひとりファンを見つめてコミュニケーションをとる姿も印象的。

その後も、昨年リリースされた日本1stアルバム『定め』の収録曲や歴代の人気曲を次々と披露。7人の息がぴったり合った自然体のパフォーマンスには、デビューから約2年とは思えないほどの安定感がある。デビュー当初から、ダンスや歌、表現力のレベルの高さに定評があったENHYPENだが、今回のワールドツアーで数々のステージを経験し、さらに大きな成長を遂げたようだ。

全身白で統一されたストリートモードな衣装に着替え、炎が上がるダイナミックな演出とともにスタートした「Blessed-Cursed」と、「Go Big or Go Home」で会場の盛り上がりは最高潮に。ライブ後半にもかかわらず、疲れをまったく感じさせない様子でハードなダンスを披露していく。「これくらいで疲れるENHYPENではありません」と言うSUNGHOON(ソンフン)。ファンネームであるENGENEには、「ENHYPENの成長と発展に大事な『原動力(エンジン)』になる」という意味が込められている。初ドーム公演という夢のステージで、ENHYPENとENGENEは互いに支え合う関係であることを証明してくれた。

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