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3つの韓国ドラマから学ぶ、幸せの掴み方

韓国ドラマは一作に複数のテーマが盛り込まれており、見応えのある作品が多数ある。中でも、困難な状況を主人公が乗り越えることで、自分自身の幸せを掴む筋立ての作品は、視聴者に勇気や元気を与えてくれるものだ。 今回は、人生の課題や問題に向き合って、周囲の人々の力も得て成長する主人公を、優しく見つめるハッピーエンドの脚本や、俳優たちの演技が素晴らしい作品を3作ご紹介。ドラマを通じて、幸せの見つけ方に気付く機会を得てほしい。

「海街チャチャチャ」

過去に向き合い、周囲の温かさから自分を見つける幸せ

ソウルで優秀な歯科医として働いていた、シン・ミナ演じるユン・ヘジンは、自分の信じる治療の選択肢を患者に提案したことがきっかけで、院長の方針に反することになり、歯科医院を辞め、母親との思い出がある田舎の港町にやってきた。そこで出会ったのは、会計士の免許を持ちながら、街の便利屋を務めるキム・ソンホ演じるホン・ドゥシクだった。

海辺の街で自分の歯科医院を開業したヘジンだが、それまでのソウルでの様子から、何も変えることなく振る舞ったことで、街の住人との間に亀裂を起こしてしまう。
そんなぎこちないヘジンの様子を気にかけ、周りの人々との間を取り持つドゥシク。

ドゥシクの手助けもあり、徐々に街での暮らしに溶け込んでいくヘジンだが、それはこれまでの自分の生活や価値観からの変化に気付く過程でもあった。

また、ドゥシクも過去に資産運用の会社で働いていた頃に、自分のせいで投資に失敗し、自殺未遂を図った仲良しの警備員や、信頼する先輩を交通事故で亡くすという悲劇が理由で、どうやって生きていけば良いのか見失い、故郷である街に戻ってきた身だったのだ。

ドゥシクもヘジンと同様に、人生に行き詰まり、苦しみの中で海街の人々に支えられ、新たな人生の歩み方を見つけることが出来たのだった。

そんな2人だからこそ、日々の暮らしの中で関わる人たちとの関係を大事に、小さな楽しみや歓びを素直に受け入れていくことで、幸せに暮らす方法を見つけ出し、人生を共に歩む伴侶となることを決めるのだ。

自分を見つめ直すこと、関わる人の生活や人生に触れて、小さな幸せに気付くこと。劇的なことは起きないけれど、自分が変わっていけば、周囲の人たちとの関係や感じられる幸せの種類が増えていく。穏やかな海街の暮らしが教えてくれる心優しいハッピーエンドが待っている作品だ。

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