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【料理家・平野由希子さんに教わる】秋の食卓を彩る「じっくりおいしい」ワインつまみ

秋の夜長はほっと安らぐおいしいワインとおつまみがあれば、それだけで至福。フランス料理とワインをこよなく愛する料理家の平野由希子さんに、家で過ごす時間がもっと豊かになるワインつまみのレシピを教わる。

料理家の平野由希子さんに教わるワインつまみ。今回は、ゲストへのおもてなしやメインとしていただきたいレシピ3品をご紹介。おいしい料理とワインの組み合わせに、思わず頬がゆるむ秋のリラックスタイムを過ごしたい。

皮なし蒸しシュウマイ

シュウマイにワイン? 一見意外な組み合わせも「ピンク色の豚肉とロゼワインは好相性」と平野さん。「皮の代わりにまぶした片栗粉が蒸すとつるんとした食感に。シャンパーニュやロゼワインを合わせて楽しんで」(平野さん)

皮なし蒸しシュウマイ 〈撮影:鵜澤昭彦(スタジオ・パワー)『すぐおいしい じっくりおいしい ワインつまみ』より〉

材料(8個分)
・豚ひき肉……………………………100g
・玉ねぎ……………………40g(1/4個)
・片栗粉…………………………小さじ1
・おろししょうが………………….少々
・酒・ごま油…………….各小さじ1/2
・塩……………………………..小さじ1/4
・こしょう・砂糖………………各少々

作り方
①玉ねぎは粗めのみじん切りにし、片栗粉をまぶす。
②ボウルに①以外のすべての材料を入れ、粘りが出るまで手で混ぜて、最後に①を加えて混ぜて8等分にする。
③バットに片栗粉(分量外)を適量入れ、②を転がして片栗粉を全体にまぶす。
④蒸籠(せいろ)にオーブンシート(またはレタスなどの葉野菜)を敷いて③をのせ、中火で5〜6分蒸す。好みで酢じょうゆ、ウスターソースなどを付けて食べる。

牛肉のすき焼き

和のごちそうの代名詞「すき焼き」も、平野さんの手にかかるとワインにぴったりのアレンジに。「赤ワインたっぷりで甘さ控えめの割下。クレソン、ごぼうの組み合わせも、赤ワインをおいしくしてくれる名脇役です」(平野さん)

牛肉のすき焼き 〈撮影:鵜澤昭彦(スタジオ・パワー)『すぐおいしい じっくりおいしいワインつまみ』より〉

材料(1人分)
・牛薄切り肉(すき焼き用)…200g
・長ねぎ………………………………..2本
・ごぼう………………………………..1本
・クレソン…………………………….2束
・赤ワイン…………………….1/2カップ
A
しょうゆ・みりん……….各1/2カップ
砂糖………………………………..大さじ2
牛脂・粗びき黒こしょう…….各適量

作り方
①長ねぎは2cm幅ぐらいの斜め切り、ごぼうはタワシで洗って薄皮を取り太めのささがきにする。クレソンは長さを半分に切る。
②小鍋に赤ワインを入れて煮立て、半量ぐらいに煮詰まったらAを加え、ひと煮立ちさせて割下をつくる
③すき焼き鍋(あれば)に牛脂を熱し、野菜をいためてから牛肉を入れ、②を加えながら煮て黒こしょうをふる。

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関連情報
  • 『すぐおいしい じっくりおいしい ワインつまみ』(池田書店)


    料理家の平野由希子さんと高橋雅子さんによる共著『すぐおいしい じっくりおいしい ワインつまみ』が好評発売中。今回ご紹介したレシピのほか、約120以上のワインに合うレシピを収録。すべてのレシピに「つまみとワインの相性バー」が付けられ、ひと目にてどんなワインと合うかわかるようになっている。1冊あると、家飲みがもっと楽しくなること間違いなし!


     

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