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京都で見つけた個性派パン屋ベスト3! バインミーから、ホテルパン、ビストロパン

パン愛好家・ひのようこさんと、パン好きライターことわたくし吉村セイラの二人が「パンと旅」をテーマに対談。

第1回のベルギー編から一転、第2回の舞台は、パン好きの“聖地”・京都で見つけた、パン屋ベスト3をお届けします。


必食! 京野菜たっぷりの絶品バインミー/「120g banh mi kyoto」

吉村セイラ(以下、吉村):第1回のベルギー編に続き、今回紹介するパン旅のエリアは、パン好きの“聖地”、京都です。多様な食材やスタイルのパン屋が軒をつらね、すでに名店揃いのエリアで、個性的でユニークなだけでなく実力派なのも魅力です。

ひのようこ(以下、ひの):まさに! 訪れる度に発見があるから、定期的に巡礼(笑)しています。今回は、直近の京都・パン旅(2023年5月)したときに見つけた、おすすめのパン屋を3軒紹介します。一つめは、バインミーの専門店。 パン友さんたちが口をそろえて、「あそこのバインミーは絶品!」と、おすすめしてくれたお店です。

パン旅/京都
有機野菜と手作りハムのクラシックバインミー (ドリンクorスープセット)¥1100

吉村:具材ぎっしりの断面! 萌えますね(笑)。

ひの:写真からもわかるように、京都大原のオーガニック野菜がこれでもか! と、たっぷりサンドされています。ハムも自家製で食べ応えあり。バインミー好きならチェックマストな具材のひとつであるレバーパテも手作りとのこと。なますの酢漬けのシャキシャキ食感とさわやかな酸味が小気味よいアクセントになっています。

パン旅/京都
お店の外の黒板には、野菜のお品書きが
パン旅/京都

吉村:イートインできるのもうれしいですよね。バインミーの後ろにあるソースは? (上写真)

ひの:テーブルの上には3種類の調味料は、「ヌクマム」、「米酢」、たまり醤油のような味わいが特徴の「シーズニングソース」。自分の好みの味にアレンジできます。

吉村:“味変”を楽しめるんですね(笑)。サンドイッチって、単純に具材を詰めればいいだけではなくて、口に含んだときの、味わいや食感など、バランスを求められますよね。具材のまとめ役となる、パンはどうでしたか? 

パン旅/京都
ショーケースにずらりと並んだパン。オーダーが入ってから具材を挟むので、できたてならではのバインミーのおいしさが味わえます。

ひの:パンは軽く香ばしいサックリクラストと歯切れのよい軽い食感のクラムで、中の具と同時にパンが口の中からなくなるバランスが秀逸(パンだけが口の中に残らない)。私が訪れたときはパン屋さんに何度も相談して作ってもらったパンを使用していたようですが、今は自家製パンに変わっているそう。おいしさが増しているはずだから、また食べに行きたい!

吉村:次回は、お供します! イートインでソースによる“味変”を楽しんだり、テイクアウトして鴨川を眺めながらの「外パン」「ピクニックパン」をしたりするのも楽しそうですね!

ひの:今回は、ベーシックなメニューをチョイスしましたが、「乳酸発酵すぐきバインミー」、「京都富屋の有機しば漬けバインミー」など、京都らしいアレンジバインミーも気になるし、早々に計画を立てましょう!

パン旅/京都

【DATA】
120g banh mi kyoto 120gバインミーキョウト
京都府京都市左京区聖護院東寺領町6-2
075-708-8085
https://www.instagram.com/120g_banhmi_kyoto/

ご当地パンから、行列のできるレーズンパンまで。ベルギーの必食パン3選

PAN to TAB!(パンと旅)
パン愛好家・ひのようこと、パン好きライター・吉村セイラによるユニット。パンと旅の魅力をユニークな視点で発信するメディア「PAN to TAB!」を近日オープン予定。

Profile

ひの ようこ

パン愛好家/パンクラブ主宰
1999年にパンサークル「パンクラブ」をスタート。日本だけでなく、世界中にパン旅に行き、旅先で出会った食材とパンのおいしい組み合わせを探求中。SNSやイベント、トークショーを通じて、パンの魅力を発信。パンコーディネーターとして、パン屋さんとコラボレートした商品開発も担う。NHK Eテレ『趣味どきっ!』、TBS『マツコの知らない世界』、NHK『ごごナマ』、日本テレビ『ヒルナンデス!』など、メディア出演多数。

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