京都で見つけた個性派パン屋ベスト3! バインミーから、ホテルパン、ビストロパン
2023.7.8
2023.7.8
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吉村:ホテルとくれば、お次はレストラン。自家製パンを料理やお酒と楽しめたり、レストランがベーカリーをオープンしたりするケースも増えていますが、京都はどうでしたか。
ひの:それなら、「ビストロベルヴィル」がイチ推し。今回の京都パン旅を計画しているときにみつけた「旅する朝食」というネーミングに惹かれ予約。帰京する日の朝食にと訪れました。
ひの:古いビルのなかにあるのですが、目印は小さな看板だけ(笑)。階段を上るとフレンチビストロの「ベルヴィル」、タイ料理の「トルビアック」の二つのお部屋が厨房をはさむようにレイアウトされています。一つの厨房からフレンチとタイという全く異なるお料理を楽しめるといがユニークで、シェフがお一人で切り盛りしています。当日は3名で伺ったので貸し切り状態でした。ベルヴィルのブランチコースをのんびり満喫。アンティークの家具や食器、飾られているお花までどこを切り取っても絵になる空間なのも、旅心をくすぐられます。
吉村:クロックマダムやクロックムッシュなどのパンを使った料理は、レストランならではの個性を活かせますよね。
ひの:まさに! 今回トライした「キューバンサンド」、「クロックマダム」ともに、素晴らしかったです。
ひの:上写真は、映画「シェフ」を観て、食べてみたい! と思った人も多いであろうアメリカ南部料理キューバンサンド。「旅と映画好きのフランス人が身近にある食材で工夫して作ったら……」というコンセプトで作られたメニューだそう。
カリッカリに焼かれたパンでローストポーク、ハム、チーズ、ピクルスをサンド。バターの焼けた香り豊かなパンからあふれんばかりのボリュームの具材に驚きます。パン屋さんでもキューバンサンドを販売されるところも増えてきていますが、焼きたてアツアツが食べられるのはレストランならでは!
ひの:上写真は、目玉焼きの鮮やかなオレンジ色が朝からテンションがあがるクロックマダム。食パンでハムとベシャメルソース、チーズをサンドしています。更にパンの表面にもベシャメルソースとグリュイエールチーズが! トーストした食パンのサクッとした歯ごたえと、とろーり目玉焼きの食感のコントラストが絶品で、お店のシグネチャーなのも納得です。
吉村:クロックマダム好きとしては、このうえなく惹かれるビジュアルです。写真からもどっしりとした重量感を感じますね。
ひの:今回はブランチのコースでしたが、前菜のサラダやコールドプレスジュース、食後はハンドドリップの珈琲がつくなど、パン以外でも楽しめました。
吉村:彩りもきれいですね。次回は、ディナーを狙いましょう!
【DATA】
Le Bistrot BELLEVILLE ビストロ ベルヴィル
京都府京都市中京区常盤木町49-201号室
075-708-7894
http://jajouka-kyoto.jp/
https://www.instagram.com/k_belleville_kyoto/
次回は、ロンドン編をお届けします。乞うご期待!
text: Seira Yoshimura、edit: Miyuki Kikuchi
ひの ようこ
パン愛好家/パンクラブ主宰リンクを
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