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アン・ハサウェイやビヨンセも。不妊の悩みや葛藤をオープンにしたセレブたち

〈左〉Isa Foltin / Getty Images 〈右〉Kevin Winter / Getty Images

毎年、有名なセレブリティを含む数百万人もの人々が悩まされている不妊症。『Centers for Disease Control and Prevention(センターズ フォー ディジーズ コントロール アンド プリベンション)』によると、世界の15〜44歳の人口の約10%の女性(およそ610万人もの人々)が妊娠する上で課題を抱えているそうだ。不妊症には年齢、子宮内膜症、卵管閉塞など、いくつかの要因があるが(男性側に要因があることも多い)、体外受精(IVF)や代理母出産、養子縁組、卵子凍結など、この世に新たな命をもたらす選択肢がいくつかある。

このトピックをタブー視させないために、ハリウッドスターのアン・ハサウェイやクリッシー・テイゲン、ニコール・キッドマンらが不妊についての経験を打ち明けた。これにより多くの女性が、この壁にぶつかっているのが自分だけではないと分かるはず。そして、この問いを念頭に置くことで、妊娠することがいかに簡単ではないかも分かるだろう。そこで今回は、不妊に悩んだ10人のセレブリティを紹介する。

ニコール・キッドマン

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「出産したいと思ったり、子どもをもう1人欲しいと思ったことのある人なら誰でも、不妊を通して、ショックや痛みを感じたことがあるでしょう」

2011年、オーストラリアの番組『60 ミニッツ』で彼女は語った。「不妊はとても重要なことで、話すことから決して逃れられないの」。テレビドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』 に出演した彼女は、元旦那であるトム・クルーズとの妊娠に苦労し、2人の子ども、イザベラとコナーを養子として迎えることを決めた。2006年に再婚したキース・アーバンとは、その2年後に長女サンデーを出産。その後、彼らは代理出産を通して次女のフェイスを家族に迎えた。 

「必死になって、もう1人の子どもを授かろうとしたわ。その機会があっても、妊娠できなかったけれど、どんな形の出産であろうと、みんな自分の子どもであることに変わりないの。あなたはあなたの子どものために命を落とせるでしょ。親としてそう感じた時、それは無条件の愛よ」

クリッシー・テイゲン

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2015年、クリッシー・テイゲンはモデル仲間のタイラ・バンクスに体外受精の治療について悩んでいることを打ち明けた。「ジョン(・レジェンド)とわたしは問題を抱えていたの。もしそれがうまくいっていれば、わたしたちは5、6年前に子どもを授かれたかもしれない。でもそれは過程にすぎなかったの」

彼女はその後、卵子凍結をし、妊娠。娘のルナと息子のマイルズを授かることに。それでも、レジェンドとの間にいつ家庭をもつのか、という質問が絶えないことに対して不満は募った。 

彼女は、テレビ番組『E! ニュース』で語っている。「すてきな質問ね。でもあなたは決して、人が何を考えているかわからないでしょ。あなたが本当に言いたいことって、わたしは頑張っているけれどできない、ということでしょ」

 

ガブリエル・ユニオン

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ガブリエル・ユニオンは、彼女の書籍『We’re Going to Need More Wine』にて、夫ドウェイン・ウェイドとの妊娠トラブルをつづっている。「わたしは8、9回流産を繰り返したの。3年間、私の体は妊娠のために捕らわれた身のようだったわ。わたしは体外受精のサイクルに入るか、もしくはそのただ中か、そこから出たところか……」

2018年8月、彼女は子宮腺筋症と診断され、なぜ妊娠ができないのか、そこでようやく理解した。中でも一番つらかったのは、妊娠したいかどうかを頻繁に聞かれることだったと説明している。 

彼女は米『ピープル』誌に、「スポットライトを浴びる女性に限らず、多くの女性に対して、人々は、子どもが欲しいかどうかを知る権利があると感じているのです」と語る。「たくさんの人々、特に不妊問題を抱えている人はただ、いいえ、と答えるの。なぜなら、実際に起こっていることを正直に語るよりも、簡単だから。人々は良かれと思ってこの質問をしているのだろうけど、相手を傷つけたり、それを原因に不快な思いにさせることに気付いてないのでしょうね」

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  • This article was published www.marieclaire.com


    translation: Anna Kobayashi


     


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