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パリのハイジュエリー展示会でため息。夏の煌めきを高める職人の匠

シャネル 時を経て新たに創造した「コレクション 1932」

CHANEL シャネル展示会場 グラン・パレ・エフェメール
エッフェル塔の目の前に広がる公園内に構える「グラン・パレ・エフェメール」を貸し切り、今回のコレクション発表のために特設されたシャネルの展示会場。幻想的で広大な空間は、まるで夏の夜空の中に迷い込んだような世界観を醸していた。

1932年に、マドモアゼル シャネルは生涯最初で唯一となるハイジュエリーコレクション「Bijoux de Diamants(ダイヤモンド ジュエリー)」を発表。これは、コレクションという考え方が存在しなかったジュエリー界においても、世界初となるものだった。
それから90年を経て、シャネルは、「Bijoux de Diamants(ダイヤモンド ジュエリー)」のモダニティからインスピレーションを得て、新たに「コレクション 1932」を創造する。コメット(彗星)、月、太陽という3つのシンボルをモチーフにした77点もの壮観なジュエリーは、多彩な色のジェムストーンで最高の存在感を発揮している。

シャネル ダイヤモンドとピンクサファイアでコメット(彗星)を彩った“Comète Aubazine”リング
ダイヤモンドとピンクサファイアでコメット(彗星)を彩った“コメット オバジーヌ”リングは、光輪を取り外してコメット単体で着用することが可能。¥29,700,000(参考価格)
シャネル Lune Talisman イヤリング
“リュンヌ タリスマン”のセットは繊細でエレガントな月に、幸運の星を加えてデザインした。鮮やかなタンザナイトが優しく揺れる、ホワイトゴールドとラウンドカットダイヤモンドの三日月モチーフをアレンジしたイヤリング。¥33,000,000 (参考価格) ​
シャネル Soleil 19Août ネックレス 太陽がモチーフ
太陽をモチーフにした、ホワイトゴールドとイエローゴールド、そしてダイヤモンドとイエローダイヤモンドを組み合わせた“ソレイユ 19 ウット”のネックレスは、目を見張るような22.10カラット、クッションカットのファンシービビットイエローダイヤモンドが特徴。鮮烈な輝きを放つこの貴石は、取り外してリングとしても楽しむことができる。¥607,530,000 (参考価格)

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Text by Kazuharu Shimada

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