ダイアナ元妃、没後25年。愛され続けるプリンセスの軌跡を辿る映画2作品公開

©Pablo Larrain
英国王室に嫁いで以降、絶大な人気とともに公私にわたって注目を浴び続けたダイアナ元妃。その生き方は伝統を重んじる王室のなかに新しい風を送り込むものでもあった。そんな彼女が亡くなって25年という節目の今年、いまもなお人々の心に残る伝説のプリンセスを描く作品が、相次いで公開される。
©Pablo Larrain
英国王室に嫁いで以降、絶大な人気とともに公私にわたって注目を浴び続けたダイアナ元妃。その生き方は伝統を重んじる王室のなかに新しい風を送り込むものでもあった。そんな彼女が亡くなって25年という節目の今年、いまもなお人々の心に残る伝説のプリンセスを描く作品が、相次いで公開される。
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伝統と格式の中でもがきながら自らの道を切り開いたダイアナ元妃。彼女はまた、英国のエレガンスを体現する人でもあった。
スペンサー伯爵家に生まれ、20歳でチャールズ皇太子と結婚。世界中で「ダイアナ・フィーバー」を巻き起こした。だが、2人の王子に恵まれながらも、慣れない王室の作法、夫の裏切り、執拗なパパラッチに悩み、摂食障害を患う。
彼女が最も苦悩していたとされるのが、1991年に皇太子妃として過ごした最後のクリスマス休暇。この時期の3日間を描くことで、未来の女王の座を捨てるという大きな決断を下し、女性として、母として、一人の人間として生きる道を選び、アイデンティティを確立しようとする彼女の勇気を浮かび上がらせていく。
離婚後、1997年8月31日に突然の交通事故により36歳で亡くなるまで、慈善活動に身を捧げ「人々の心のプリンセス」と讃えられるようになった彼女。その強さの源が垣間見られる一作だ。
彼女の華麗なるセンスを表現するため、「シャネル」が衣装制作をしているのも見逃せない。
『スペンサー ダイアナの決意』
監督: パブロ・ラライン
出演: クリステン・スチュワート、ジャック・ファーシング、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリス
後援: ブリティッシュ・カウンシル、読売新聞社
配給: STAR CHANNEL MOVIES
10月14日(金)より全国公開予定
https://spencer-movie.com
2022年ゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート、アカデミー賞主演女優賞ノミネート
©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH &SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
「三越英国展」 お買い上げキャンペーン
8月31日から日本橋三越本店で開催される「三越英国展」では、『スペンサー ダイアナの決意』の公開を記念して、特別試写会の招待券が当たるキャンペーンを実施。キャンペーンの詳細は、日本橋三越本店HPへアクセス。
【関連記事】「三越英国展」 インテリアもイートインも。日本橋で感じる英国スタイル
没後25年、世界初となるダイアナ元妃の劇場版ドキュメンタリー。映し出されるのは、1981年にチャールズ皇太子と婚約する数週間前から、世界に衝撃を与えた1997年のパリでの交通事故死までの16年間。当時のニュース番組の映像やホームビデオなど、あらゆるアーカイブ映像を繫ぎ合わせることで、これまで以上にダイアナ元妃を身近に感じられるよう構成されている。
ここで世界が目撃するのは、25年目の真実。没後、語り継がれてきた多くの事実を知る私たちが、映像の中で微笑む彼女と再会することで、新たな彼女の魅力を発見することができるはず。
『プリンセス・ダイアナ』
監督: エド・パーキンズ
製作: サイモン・チン、ジョナサン・チン
後援: ブリティッシュ・カウンシル、読売新聞社
配給: STAR CHANNEL MOVIES
9月30日(金)より全国公開予定
diana-movie.com
2022年サンダンス映画祭オープニング上映作品
©2022 DFD FILMS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
【雑誌『marie claire』のPDFマガジンダウンロードページ】
©︎marie claire/text: Jun Makiguchi
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