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BLACKPINK

BTSやBLACKPINKら、地球のために行動を起こす韓国アーティストたち

アジアのなかでも、とくに環境問題の改善に本腰を入れて取り組んでいるここ韓国。今年4月から、カフェの店内利用では使い捨てカップの使用が全面禁止された。またコンビニではレジ袋の販売が禁止され、取り扱いはエコバッグのみになる予定など、環境問題に対する姿勢のアップデートを続けている。

しかし、サスティナブルな社会実現のために人々の意識が徐々に良い方向に変わってきているとはいえ、環境問題解決への道のりは長い。そんななか、韓国ではアーティストたちがよりよい地球のために行動を起こしている。彼らのサスティナブルな運動を厳選してご紹介。

ファンが真っ先に手にするアルバムにはエコ素材を

ファンが「大好きなアイドルをチャート上位にランクインさせたい」という思いで、CDを大量に購入した結果、最終的に廃棄され、環境への影響が問題視されている現状がある。

そんななか、BLACKPINKは2022年9月にセカンドアルバム『BORN PINK』のフィジカルアルバムをエコな素材で制作。低炭素エコ用紙や大豆油インクなどを用いた。

ボーイズグループNCTの派生ユニットNCT DREAMが2022年5月に発売したリパッケージアルバム『Beatbox』も、エコな素材を活用。プリントにはトウモロコシ由来のインクを活用し環境への負担を軽減している。

NCT DREAMのリパッケージアルバム『Beatbox』
NCT DREAMのリパッケージアルバム『Beatbox』

さらに、BTSのJ-HOPEが韓国で2022年7月にリリースしたソロアルバム『Jack In The Box』もエコフレンドリー。なんとフィジカルアルバムにもかかわらずCD本体の同封をやめ、プラスチックの使用を控えた。CDの代わりにQRコードを封入し、ファンはそれを読み込み、プラットフォームWeverse上で視聴できるように。音楽の新しい楽しみ方を提案した。

BTSのJ-HOPEが韓国で2022年7月にリリースしたソロアルバム『Jack In The Box』
BTSのJ-HOPEのソロアルバム『Jack In The Box』(P)&(C)BIGHIT MUSIC

BLACKPINK、COP26広報大使に就任

BLACKPINKはイギリスで2021年11月に開催された「国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)」の広報大使に。

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イベントに出席したメンバーは、猛暑や干ばつ、洪水など異常気象と呼ばれる現象が増加していることに触れ「すべての問題を認識することはできないけれど、大切な地球のために気候変動についてもっと学びたい」「一人一人の行動が変化をもたらします。今こそ行動すべきです」と発信。ファンと一緒に学んでいきたいという姿勢を見せた。

BTSはオピニオンリーダーとしてプレゼン

現代のエンタメの世界において最も影響力があるといってもいいBTS。彼らが世界中で支持される理由はその音楽やパフォーマンスだけでなく、彼らが伝えるメッセージ、そしてオピニオンリーダーとしての活動にある。

2021年9月には米・ニューヨークを訪れ、国連総会での演説を通じて気候変動対策や環境保護など、SDGs実現の重要性を訴えた。

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BTSの環境問題への取り組む姿勢はファッションにも

BTSが2021年に国連でスピーチをした際に着ていたスーツは韓国の「RE;CODE(リコード)」というブランドのもの。廃棄物などを使用して新しい製品を作る「アップサイクリング」を推進するサスティナブルなブランド。言葉だけでなく行動で示す彼らの誠実な姿はファンからも厚い信頼を受ける。

ほかにも、BTSのリーダーであるRMはプライベートでもサスティナブルなファッションアイテムをチョイス。普段から森や山などの自然を愛する彼が選んだのは、韓国ブランド「continew」が販売する廃材からできたバックパック。

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컨티뉴(@continew_earth)がシェアした投稿

世代を問わず愛される韓国アイドルだが、彼らはこれからの未来を担う若者たちに、とくに大きな影響を与えている。いまやエンタメ界だけで活躍する“憧れの存在”を超え、オピニオンリーダーとして率先して一緒に変化を起こそうと呼びかける韓国アイドルの姿は、小さな気づきを与えるきっかけになっていくのだ。好きなアーティストたちに影響を受け「いま私にできることってなんだろう?」と考えることが、より明るい未来への第一歩になるから。

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Profile

新井穂奈美(あらい・ほなみ)

ソウル在住。Z世代のエンタメジャンキー。大学ではPolitical Scienceを専攻し、卒業後、海外セレブ情報やカルチャーを発信するライターとして本格的に活動を開始。執筆に加え、翻訳、洋楽アーティストやハリウッド俳優に取材を行なう。現在は韓国にてカルチャーやエンタメ、音楽ライターとして活動中。好きな言葉は「Fake it till you make it」

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