×

来日ラッシュ!今ライブに行くべき最旬韓国アーティストを一挙にご紹介【Peakboy、DPR、Say Sue Me】

DPR LIVE(ディーピーアール・ライブ)

2022年10月〜12月にかけて来日を予定している注目の韓国アーティスト3組をご紹介。

世界的なパンデミックを乗り越え、韓国アーティストの来日情報を目にする機会が多くなり、ようやく活気を帯びてきた2022年下半期。その多くはK-POPアイドルグループだが、コロナ禍にオンライン上で着実にファンを増やしてきたインディーバンドやHIPHOPアーティストも、徐々に日本へと戻ってきそうな雰囲気だ。

8月下旬に開催された「SUMMER SONIC 2022」では、HIPHOPアーティストのZICO(ジコ)が圧巻のパフォーマンスを披露し、深夜イベント「AREA DIP 2022 in MIDNIGHT SONIC」では、過去記事でも紹介したロックバンド、SE SO NEON(セソニョン)が出演し話題となった。9月初旬には、パンクバンドのDrinking Boys and Girls Choir(ドリンキング・ボーイズ・アンド・ガールズ・クワイア)が初来日を果たしている。他にも、女性シンガーのSeori(ソリ)、インディーバンドのSay Sue Me(セイスーミー)と、諸事情により惜しくも出演キャンセルとなってしまったアーティストを含めると、日本の夏のステージはよりにぎわっていたに違いない。

今回は、上記に続く形で、これから年末にかけてライブを控える魅力あふれる3組のアーティストを紹介する。ぜひ、本稿をきっかけに、彼らのライブに直接足を運んでもらえたら嬉しい。

(1) Peakboy(2022年10月27日@渋谷WOMB)

シンガー・ソングライター兼プロデューサーとして活動するPeakboy(ピークボーイ)は、本人名義の作品にとどまらず、裏方として他アーティストの楽曲のプロデュース、作曲、編曲も多数こなす多彩なアーティストだ。俳優のパク・ソジュンやBTSのV等と共に「ウガファミリー」の一員としても知られており、直近では、Disney +で配信されたリアリティー番組「IN THE SOOP フレンドケーション」への出演で話題となった。ライブ当日は、彼と親しいDJのDAUL(ダウル)、Hyesung(ヘソン)、Joshua(ジョシュア)も韓国から駆けつける予定だ。

(2) DPR(2022年11月25日@Zepp Haneda)

DPR(ディーピーアール)は、韓国語と英語を操りながら、洗練された音楽と秀でた芸術性で世界的に活躍するクリエイティブ集団。構成員の一人であるラッパーのDPR LIVEは、2022年にSpotifyが発表した「最も多くストリーミングされたK-HIPHOPアーティスト30」で、K-HIPHOP界を代表するスターJAY PARK(ジェイ・パーク)やZICOを抑え1位に輝いたことから、その並々ならぬ人気ぶりがうかがえる。マーベル映画『シャン・チー』の88rising(エイティーエイト・ライジング)監修によるサウンドトラックアルバムにもアメリカのアンダーソン・パーク、日本の星野源等と共に参加し、さらにその名をとどろかせた。

(3) Say Sue Me(2022年12月8日@Live House ANIMA〈大阪〉, 9日@SHIBUYA CLUB QUATTRO)

Say Sue Me(セイスーミー)は、韓国最大の港湾都市・釜山(プサン)を拠点に活動する実力派インディーロックバンド。チェ・スミの甘美で聴くものに安らぎを与えるボーカル、楽器隊による清涼感のあるサウンドは、どこか海街の穏やかな波を連想させる。日本にも根強いファンが多く、コロナ以前に度々来日公演を行っていた。今年出演が発表されていた「FUJI ROCK FESTIVAL 2022」への参加は惜しくもかなわなかったが、12月のJAPANツアーこそはと期待が膨らむ。

text: Akari Hiroshige

【関連記事】NewJeansからLE SSERAFIM、&TEAMまで。脱BTS依存を図るHYBEの新たな仕掛けとは?

【関連記事】BTSが「ソロ活動専念」に至った深い訳。なぜK-POPアイドルのキャリア形成は難しいのか

リンクを
コピーしました