×

狂おしいほどの愛。尾野真千子が映画『千夜、一夜』で“待つ女”を熱演

1997年、映画『萌の朱雀』(河瀨直美監督)で主演デビューした尾野真千子。その後、2013年、第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作、映画『そして父になる』(是枝裕和監督)で第37回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。昨年、各映画賞で主演女優賞を多数受賞した映画『茜色に焼かれる』(石井裕也監督)の演技が記憶に新しい、実力派女優だ。

©️2022映画『千夜、一夜』製作委員会

そんな彼女が10月7日(金)より公開される映画『千夜、一夜』で、主演の田中裕子とともに最愛の人の帰りを「待つ女」を熱演。見る者の心を揺さぶる迫真の演技を見せている。

失踪者とその帰りを待つ者たちの人間模様

この映画は、ドキュメンタリー出身の久保田直監督が、「失踪者リスト」から着想を得て、8年もの歳月をかけて映像化したものだ。

北の美しい離島で、30年前に突然姿を消し、生きているかどうかも分からない夫の帰りを待ち続ける主人公、登美子(田中裕子)。一生懸命にビラを配りながら失踪した夫を探す中で見つけ出した「帰ってこない理由なんかないと思ってたけど、帰ってくる理由もないのかもしれない」という思い。過去の楽しかった思い出だけを糧に毎日、夫の帰りを「待つ女」の強さ、もろさ、狂おしいほどの愛を体現し、圧倒的な存在感を示している。その登美子に思いを寄せる幼なじみで漁師の春男をダンカン、また、2年前に失踪した夫との関係に折り合いをつけ、前に進むことを考える奈美を尾野真千子、奈美の失踪した夫を安藤政信が演じるなど、実力派俳優陣が勢ぞろいする注目の作品だ。

夫の突然の失踪から2年。夫婦関係に折り合いをつけ、前に進もうとする女性、奈美を演じた尾野真千子に、この映画の魅力を聞いた。

©️2022映画『千夜、一夜』製作委員会
©️2022映画『千夜、一夜』製作委員会
映画『千夜、一夜』
公開日:10月7日(金) テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国公開
配給:ビターズ・エンド
公式HP:https://bitters.co.jp/senyaichiya
©️2022映画『千夜、一夜』製作委員会

リンクを
コピーしました