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Culture

La Place de la Contrascarpe, Paris, France, 1983 ©Jane Evelyn Atwood

【3/30から】シャネル・ネクサス・ホールで「Soul ジェーン エヴリン アトウッド展」開催

写真家・ジェーン エヴリン アトウッドの日本初個展の開催が決定。

3月30日(水)~5月8日(日)、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、写真家・ジェーン エヴリン アトウッドの展覧会「Soul ジェーン エヴリン アトウッド展」が開催される。

アトウッドは、パリを拠点に活動する写真家。ニューヨークに生まれ、学生時代に写真家のダイアン アーバスの展覧会を観て、社会の周縁にいる人たちのポートレイトとその作品が心に訴え続ける力に感銘を受けたことから、1971年にパリへ拠点を移し、自身の強い好奇心に基づき、作品を生み出してきた。

“写真を撮ったところで何の役にも立たない、と時に思うこともあります。
それでも、とにかくやらなければならないのです。”

Pigalle series, Paris, France

1980年、デビュー作となったパリの路上に立つ娼婦たちの写真と、当時撮影を始めたばかりだった盲目の子どものシリーズが評価され、第1回ユージンスミス賞を受賞。このほか、フランス外人部隊のレポルタージュ、地雷犠牲者の調査など、数々のプロジェクトを撮りおろすなど、現在も精力的に活動している。

Blind series, Massachusetts, United States, 1983

L’Institut Départemental des Aveugles, Saint-Mandé, France, 1980.

さらに彼女は、報道カメラマンとしても活躍。1995年の阪神淡路大震災、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ、2004年のアメリカ民主党全国大会などの取材を行ってきた。権威あるPhotoPocheコレクションに収録されているモノグラフや、10年の歳月をかけて欧州、東欧、米国の40の刑務所や拘置所で取材を重ね、収監された女性に関する資料として今もなお価値を持つ『Too Much Time: in Women Prison』など、これまでに13冊の作品集を刊行。ライカ社のオスカー バルナック アワード、アルフレッド アイゼンスタット賞など、数々の国際的な賞を受賞している。

Handcuffed, pregnant inmate writhes in pain during a gynecological examination, moments before she gave birth by cesarean. Two armed guards were posted outside the open door to her hospital room. Providence City Hospital, Anchorage, Alaska, U.S.A., 1993.
Rosita Domingas, 27, mine victim: no legs, one arm, one child. At the AJOSOVIMI (Association for Youth Responsible for Mine Victims). Kuito, Bié, Angola. November, 2002.

自らが直面する苦難に向き合い、生き抜いていく人間の姿に魅せられ、同時に、社会における排除/排他という概念に興味を抱くというアトウッド。その存在を知らない、もしくは見て見ぬふりをしている私たちの代わりに、自らがその世界に入り込み、作品を通して多くの人に現実を提示している。過酷な現実をカメラで捉えることによって生み出されたイメージは、直接的でありながらも繊細な印象を与える。非凡な感性と、被写体に対する思いやりが作品に現れる彼女にとっての写真とは、自らの感情をストレートに表現するための手段であるという。

Massachusetts, United States, 1983

日本で初めての個展となる本展では、アトウッドの代表的なシリーズから厳選した作品の数々や、報道カメラマンとしての仕事などを紹介。彼女の被写体に対する飽くなき探究の軌跡を辿ることができる。作家の希望により、シリーズ別や年代順といった従来の展示構成は行っていない。それでも、アトウッドの作品が、被写体のジェスチャーや表情、イメージの中の光と影、あるいは親密な感情と”魂[Soul]”でつながっていることを感じられるはずだ。

All photos © Jane Evelyn Atwood

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Soul ジェーンエヴリンアトウッド展
会期:2022年3月30日(水)~5月8日(日)会期中無休・入場無料・予約不要
開館時間:11:00~19:00 (最終入場18:30)
主催:シャネル合同会社
会場:シャネル・ネクサス・ホール
東京都中央区銀座3-5-3シャネル銀座ビルディング4F
URL:https://nexushall.chanel.com/program/2022/soul/
シャネル・ネクサス・ホール事務局 tel: 03-6386-3071

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