Culture

『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』と併せて観たい、志尊淳の”部活”映画
2022.1.12
新春スタートのテレビドラマの出演者からぜひ注目したい俳優について、ここまで軌跡と過去の出演作を紹介しています。今回スポットを当てるのは本日1月12日スタート『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』(毎週水曜22時~日本テレビ系)に出演する志尊淳(しそん じゅん)さんです。
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2022.1.12
新春スタートのテレビドラマの出演者からぜひ注目したい俳優について、ここまで軌跡と過去の出演作を紹介しています。今回スポットを当てるのは本日1月12日スタート『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』(毎週水曜22時~日本テレビ系)に出演する志尊淳(しそん じゅん)さんです。
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急成長するベンチャー企業で社長秘書として勤務する高梨雛子(高畑充希)。出世欲はなく、仕事はほどほどに、が信条なのに、直感で行動するカリスマ社長に振り回される毎日で、彼氏を作る余裕もないほど働いているうちに30歳を迎えた。そんな雛子が社長のムチャブリで突然子会社の社長に任命されてしまう。老舗フレンチレストランを1ヶ月でリニューアルせよというミッションを雛子はクリアできるのか? さらにクセモノな男ふたりとの恋も予感される、お仕事エンターテインメント『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』。
このドラマで、優秀だけど無愛想、何かにつけて雛子に突っかかる生意気な部下・大牙涼(たいが りょう)を演じるのが、志尊淳だ。
2011年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで俳優デビュー。『烈車戦隊トッキュウジャー』(14年、テレビ朝日)で主演を務め、トランスジェンダーを演じた『女子的生活』(18年、NHK)では、文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門放送個人賞など数々の賞を獲得した。その一方、インスタグラムを基点に発足した自主プロジェクトで得た収益を新型コロナウィルス治療に取り組む医療従事者に寄付するなど、社会性や行動力でも“イケメン”な俳優である。
そんな志尊クンが18年に主演した映画が『走れ!T校バスケット部』だ。志尊クンのほか、佐野勇斗や劇団EXILEの佐藤寛太、竹内涼真、千葉雄大など若手イケメンたちが多数出演していることでも話題になった。原作は著者・松崎洋の子息の体験をもとにしたシリーズ累計120万部を超えるベストセラー小説である。
田所陽一(志尊淳)は幼い頃からバスケが大好き。高校はバスケの強豪校に入学、1年生からエースに抜擢されて前途洋々に見えたが、2年になったある日、いじめられていた親友をかばったことで彼自身が壮絶ないじめのターゲットとなり、転校することになった。
転校先は、地元で「T高」と呼ばれている県立多田野高校。ここのバスケット部は連戦連敗、向かうところ負けてばかりのポンコツチームだった。そこへバスケの名門校で活躍していたスターがやってきたということで、陽一はバスケ部から熱心に勧誘されるが、頑なに拒否。しかし、キャプテンからもちかけられた3on3(3対3のバスケ)試合で、バスケへの愛が胸に蘇るのを感じたのだった——。
心を閉ざして生気のなかった陽一が、大好きなバスケと信じられるチームメイトのおかげで徐々に明るさを取り戻し、新たな目標に向かって歩み出す。そんな過程を志尊クンは丁寧に演じて作品に説得力を与えている。こういう部活に入って青春したかったなーと思わせる、清々しい物語だ。
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香月友里
かづき ゆり フリーライター。出版社の編集者を経てライターに。同居する5匹の犬猫たちにお仕えしながら、映画とドラマと演劇とJ-POPにどっぷり浸る日々を送るリンクを
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