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韓ドラファン注目! 第59回百想芸術大賞 ドラマ部門ノミネート解説

韓国エンタメ界の祭典、百想芸術大賞(ペクサンげいじゅつたいしょう)が今年も4月28日に開催される。日本からはTikTok公式アカウントのオンライン中継で視聴可能。本大賞は1965年に始まり、韓国大衆文化芸術の発展に寄与した作品を、エンターテインメント業界、メディア、アカデミー関連のメンバーによって構成される専門委員会が選出した審査員が、受賞作や受賞者の選定を行う。

今年も映画、テレビドラマの両部門を中心に受賞候補作、候補俳優が発表された。
日本でも公開された作品がほとんどで、韓ドラファンは受賞結果を楽しく予想出来るだろう。ドラマ部門を中心に各賞候補を紹介しながら最優秀賞受賞の行方を考えてみたい。

作品賞候補作

●私の解放日誌
●ザ・グローリー ~輝かしき復讐~
●私たちのブルース
●ウ・ヨンウ弁護士は天才肌
●シスターズ

今年の作品賞候補はすべて日本でも話題になり、多くの視聴者を得ている。ヒューマンドラマからサスペンスとタイプの異なる作品が選ばれているが、マイナー放送局で放映され、主演のパク・ウンビンの魅力と繊細(せんさい)な物語で高い視聴率を獲得した「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」や、主演のソン・ヘギョの抑揚を押さえた演技がさえる「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」、息苦しい日常から自分を解き放とうとあがく「私の解放日誌」、幅広い年齢層に訴えるヒューマンドラマの「私たちのブルース」、スピード感あふれる展開で魅せる「シスターズ」、と優れた作品ぞろいだ。これまでの役柄から印象を変えた主演女優の活躍と人間心理を操る緻密(ちみつ)な復讐劇を脚本力で展開した「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」の受賞に期待したい。

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