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韓ドラファン注目! 第59回百想芸術大賞 ドラマ部門ノミネート解説

最優秀助演賞(男性)候補者

●カン・ギヨン 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
●キム・ドヒョン 「財閥家の末息子」
●キム・ジュンハン 「アンナ」
●パク・ソンフン 「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」
●チョ・ウジン 「ナルコの神」

時に主演以上に気になる演技で作品の魅力を深める脇役たち。今年の男性助演候補も個性あふれる俳優たちが並んだ。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で日本でも人気急上昇、昨年11月には日本で自身初のファンミーティング開催となったカン・ギヨンの好感度の高さ、凄惨(せいさん)ないじめで主人公の人生を狂わせるサイコパスな演技を見せたパク・ソンフンの二人は日本の視聴者の印象にも残っているだろう。いずれ劣らぬ演技力と個性で最優秀賞受賞者の予想は難しいが、名脇役として実績充分なチョ・ウジンを抑えて、映画部門でも候補として名前が挙がっているが、好感度の高さでドラマ部門の助演をカン・ギヨンが受賞することを期待したい。

最優秀助演賞(女性)候補者

●キム・シンロク 「財閥家の末息子」
●ヨム・ヘラン 「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」
●イ・エル 「私の解放日誌」
●イム・ジヨン 「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」
●チョン・ウンチェ 「アンナ」

今年の女性助演賞は激戦という表現がピッタリくる様相だ。徹底した悪役で物語終盤の心が壊れる表情には鬼気迫るものがあったイム・ジヨンの演技は強い印象を残すが、同作でのDV夫から娘を守りながら、新たな自分の役割を見つけていく硬軟行き交う演技で物語の希望となったヨム・ヘランも称賛に値する。無冠と言われるイ・エルの感情豊かな表現力も捨てがたい。キム・シンロクは昨年同賞を受賞していることも考えると、今年はコメディからシリアスまで作品にアクセントを加える演技で魅せたヨム・ヘランにぜひ受賞してほしい。

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