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韓ドラファン注目! 第59回百想芸術大賞 ドラマ部門ノミネート解説

最優秀新人演技賞(男性)候補者

●キム・ゴンウ 「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」
●キム・ミンホ 「新兵」
●ムン・サンミン 「シュルプ」
●チュ・ジョンヒョク 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
●ホン・ギョン 「弱い英雄クラス1」

俳優人生の中で、一度しか受賞できない記念となる賞が新人賞だ。日本ではまだ視聴が出来ない作品が含まれているので、新人賞の行方を考えることが難しいが、「ザ・グローリー」のキム・ゴンウの演技はいじめ加害者側にも存在する階級の残酷さをうまく表現し、役柄に真実味が感じられた。また、チュ・ジョンヒョクは「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」への出演を通じて認知度を高めることに成功。ムン・サンミンは初々しい世子(韓国王朝の皇子)を演じ、今後の成長を期待させる魅力を発揮していた。

最優秀新人演技賞(女性)候補者

●キム・ヒアラ 「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」
●ノ・ユソン 「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」
●イ・ギョンソン 「私の解放日誌」
●ジュ・ヒョンヨン 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
●ハ・ユンギョン 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌

新人賞(女性)は興味深い顔ぶれが並ぶ。イ・ギョンソンは「私の解放日誌」公開時から、「あの俳優は誰だろう?」と疑問を持った方もいるだろう。長く舞台で活躍してきたがドラマは初出演となった芸歴の長いテレビドラマ界の新人だ。キム・ヒアラはミュージカル出身、ジュ・ヒョンヨンはバラエティで活躍中、ハ・ユンギョンは人気ドラマ「賢い医師生活」など多くの作品に参加実績がある。ノ・ユンソは「私たちのブルース」「イルタスキャンダル ~恋は特訓コースで~」での好演が記憶に新しい。どの俳優も実力があり、それぞれの個性で活躍中であり、誰が受賞者となっても異論はないだろう。

百想芸術大賞では各部門の最高賞とは別に、すべての候補作品の中から大賞が選出される。例えば昨年の第58回ではドラマ部門の作品賞に「D.P.〜脱走兵追跡官〜」が選出され、大賞は「イカゲーム」が受賞となっている。大賞は作品の素晴らしさはもちろん、韓国の重要な産業として成長を続けるエンターテインメント業界への貢献も選考のポイントとなることを考えると、今年の大賞は小規模ケーブルテレビで放映されたが、予想を上回る視聴率と評価を得て、韓国国内だけでなく海外でも多くの話題と人気を集めた「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が有力なのではないだろうか。優れた作品が多数選出された今年の百想芸術大賞。ドラマ以外には映画部門の選考も楽しみだ。ゴールデンウィーク直前の金曜日の夜は、オンラインで祭典の様子を鑑賞するのはいかがだろう?

text:Ryoko Morita

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