オリジナルのルームフレグランスで、香りと向き合う時間を【ナタリーの日仏ビヤンネートルのすゝめVol.32】
2022.2.10

心と体を心地よく、美しい状態にするフランス式ライフスタイル「ビヤンネートル(Bien-être)」をキーワードに、日仏美容家のナタリーが今気になるコスメをナビゲート。第32回は、今年5周年を迎える「OSAJI(オサジ)」でオリジナルのホームフレグランスづくりを体験。
2022.2.10
心と体を心地よく、美しい状態にするフランス式ライフスタイル「ビヤンネートル(Bien-être)」をキーワードに、日仏美容家のナタリーが今気になるコスメをナビゲート。第32回は、今年5周年を迎える「OSAJI(オサジ)」でオリジナルのホームフレグランスづくりを体験。
変化に乏しくストレスのたまりやすいステイホーム期間が長くなって、今や欠かすことのできなくなった“香り”。落ち込んだ心を癒したり気持ちを高めてくれたりと、自分が心地よいと感じる香りは、いつだって心にそっと寄り添ってくれるお守りのような存在です。
敏感肌スキンケアブランド「OSAJI(オサジ)」が、昨年7月にオープンした蔵前の路面店「kako -家香-」 では、オリジナルの“家の香り(ホームフレグランス)”をつくれるそう。コロナ禍において避けられないおうち時間をより良いものにするために、早速お伺いしてきました。
「kako -家香-」では、ブランドが世界中から集めた自然由来の豊かなオリジナルのブレンドエッセンシャルオイル12種を用いて“家の香り(ホームフレグランス)”をつくることができます。一から調香をするのはハードルが高いと感じる方も多いと思いますが、日本で一人しかいないプロの「家香師」が、香りそれぞれが持つ特徴や性格、エピソードなどの興味深いお話を交えながらディレクションのお手伝いをしてくれるので、ご安心を。
トップノート・ミドルトップノート・ミドルベースノート・ベースノートのそれぞれから1種ずつ香りを選んだら、その4種のバランスを一滴ずつ調整しながら香りのイメージをデザインしていきます。私の場合は、ヒノキなどの日本の情景を思わせるような香りを調香。ブレンドエッセンシャルオイルが複雑な香りで作られているおかげで、奥行きのある印象的な香りへと仕上がりました。
また、香りの立ち方を確認する作業は、日本酒の大吟醸や古酒やを味わうときに使用する芳醇な香りを引き立たせるグラスを用いながら行います。自分の理想とする香りや匂いがもたらす記憶や感情、そして香りのその先に待ち受ける自宅での幸せな時間に思いを馳せるなど、香りを通じて自分に向き合うとても贅沢な時間だと感じました。
完成した香りは精油、もしくはルームフレグランスのいずれか(または両方)に家香師がボトリング。シリアルナンバーで大切に管理されるので、店頭、もしくはオンラインでリピート発注することも可能です。部屋ごとや四季ごとに好みの香りを調香したり、パートナーへのプレゼントや開店のお祝いなどにセレクトするのもおすすめです。
家香師の方が教えてくれたエピソードの一つで印象的だったのが、結婚式を控えた新郎新婦のお話。一緒に香りを作る過程を動画で撮影した上で、完成した香りを結婚式当日に両家のご両親にプレゼントされたのだそう。家紋のように“代々続く家の香り”を創るかのようで、とても惹かれました。
1日のうち多くの時間を過ごす空間だからこそ、自分らしさや心地よさにこだわりたいもの。香りと向き合う素敵な時間を通じて、ぜひ“家の香り(ホームフレグランス)”づくりを体験してみてください。
■kako -家香- (OSAJI 蔵前店) /東京都台東区蔵前4-20-12 精華ビル1F
定休日:月曜日(祝日の場合翌日) tel:03-5829-8980 ※要予約
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OSAJI(オサジ)/0120-977-948 https://osaji.net/kako/
ナタリー (Nathalie)
一般社団法人日仏ビヤンネートル協会代表。モード系美容誌編集を経て独立後、日本とフランスのライフスタイルを融合したオリジナルのビューティメソッドや、海外トレンドを踏まえた美容情報を執筆中。レインボータウンFMのラジオ番組「Nathalie’s Beauty Talk」では第1土曜と第2木曜にフランスの最新美容情報などを紹介。
https://institut-du-bienetre.com/
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