「エルメス」のドキュメンタリーフィルムから、若き陶芸家のスペシャルエピソードが公開
2021年に公開されたエルメスによるドキュメンタリーフィルムシリーズ「HUMAN ODYSSEY ―それは、創造を巡る旅。―」 から、新たなスペシャルエピソードが登場。陶芸の名門「樂家」の若き担い手である十六代 樂吉左衞門が、エルメスの工房を訪れ、馬具職人や革職人と出会う様子を映し出している。11月3日(木)より、「HUMAN ODYSSEY」サイト配信と、銀座メゾンエルメス 10階のル・ステュディオにて公開。
昨年公開したエルメスによるドキュメンタリーフィルムシリーズでは、書道家や建築家、ミュージシャンなど、真摯にものづくりと向き合う7人のクリエーターをフィーチャー。それぞれが日本各地を訪れ、日本のクラフトマンシップに出会う姿を描いた。
フランス職人の工房ⒸHiroshi Okuyama
新たなスペシャルエピソードとなる今回の主人公は、450年もの歴史を持つ陶芸の名門「樂家」の若き担い手、十六代 樂吉左衞門。日本を飛び出し、京都からフランスの馬具職人や革職人を訪ね、日本とフランスのサヴォワールフェール (職人技)を発見していく。その様子を25分間のフィルムに収めたのは、昨年に引き続き、エルメスが注目するクリエーター・奥山大史監督だ。
伝統に軸足を置きながらも、現代の生活にそった茶わんづくりに力を注いでいる彼は、どんな出会いを経て変化していくのか。ものづくりや手仕事の伝承がいかに重要であるかを明らかにするこのドキュメンタリーフィルムシリーズは、手仕事へのオマージュであり、エルメスの根幹をなす価値観「手仕事の継承」と「伝統から生まれる現代性」そのものを映し出している。
職人たちが長きにわたり培ってきた技術の素晴らしさとその探究心は、きっと見る人の心に響くはず。
「樂家」十六代 樂吉左衞門ⒸHiroshi Okuyama
text:Tomoe Tamura
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