今すぐ撃退！「幸せを邪魔する」3つのこと

ハーバード大学の専門家によれば、幸せの邪魔をしていることが3つある

素晴らしいのは、この3つはどれも簡単に変えられるということだ。

幸福とそれにまつわるあらゆることは、飽きるまで文学の題材にするのに十分なテーマであり、終わりのない物語のようなものだ。幸福とは「人間の至高の善であり、究極の目標である」と話したアリストテレスから、「自分自身の存在に満足すること」だと定義したカントまで、何世紀にもわたって語られてきたことである。

そしてもちろん、私たちは近年、幸福に関連する考えを数えきれないほど学んできたが、その多くは何らかの形でハーバード大学に関係している。私たちは、ハーバード大学の専門家による幸福の真の定義から、ハーバードによれば私たちが最も幸福なのは何歳なのかまで（この事実は、正直言って私たちを感心させた※）知っている。

さて、今日はハーバードの専門家が考える、幸せになるために必要なことについて話そう。

編集部注※ハーバード大学のある研究によると、人間が最も幸せになる時期は60歳だそう。

ポジティブ心理学とリーダーシップを専門とするハーバード大学教授で作家のタル・ベン・シャハール氏は、文化心理学の講師で比較文化心理学を専門とするコンサルタントのマリアナ・ポゴシアン氏とのインタビューで、彼の幸福観とそれを達成する方法について説明した。

私たちが幸せになるのを妨げる3つのこととは何か？

1．ネガティブな考えを避けようとすること

「私たちが幸せになるのを妨げるものは何か」という質問に対して、タル・ベン・シャハール氏は3つあると単刀直入に答えた。「幸せへの第一の障壁は、幸せとはポジティブな感情の連鎖である、という期待に関係している」と彼は始める。

「この期待が、人々が幸せだと感じることを妨げている。というのも、つらい感情は私たちが拒絶しても消えることはない。そういう感情は大きくなるばかりだ」と続ける。言い換えれば、私たちは悲しい感情やネガティブな感情を軽視したり、避けたりすることによって、いつも幸せで、満たされようとすることはできない。私たちは負の感情がどこからくるのか、どう闘うかを学びながら、それを受け入れ、普段の生活の中に組み込まなければならない。

2．成功が幸福をもたらすと考えること

「第二の障壁は、成功を幸福と同一視することと関係している。お金や名声、賞など、特定の目標を達成することによって幸福になれるという考えが広まっている」と彼は言う。「人々は、最終的に成功を手にすれば、自動的に幸せになれると考えがちだ。しかし、そうではない」

私たちはいつも幸せなわけではないし、それでいいのだ。

「だから、もし幸福が人々の関心事だとしたら、しばしば間違ったものを追い求めることになる」と彼は結論づける。そして実際……、私たちは自分がとても望んでいたものを手に入れられずに、不幸だと感じたことが何度あるだろうか？　名声やお金、その他の成功に付随するものが必ずしも幸福をもたらすとは限らない。

3．常に幸福を探し求めること

「第三の障壁は、人々が幸せを探し求める方法に関係している。私たちが幸せになりたいと思う理由はたくさんある。結局のところ、常に幸せは健康、人間関係、そして仕事にとって良いことだと言われている」と彼は結論づける。「幸せを感じることはいいことだ。しかし、朝起きて、明確に幸福を追求しようと決めたら、幸福度は下がるだろう」と締めくくっている。

Translation & adaptation: Akiko Eguchi

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