アナウンサーから海外旅行業界へ。大木優紀さんの新たな人生の扉

Lifestyle

2023.07.11

アナウンサーから海外旅行業界へ。大木優紀さんの新たな人生の扉

人生100年時代と言われる昨今、働き方や家族のあり方、学び方など生き方そのものが多様に変化してきている。人生の転機をチャンスに変えた人たちは、次のステップをどう踏み出したのだろう?

Index

より大きな「やりたいこと」に出合った

自分の弱みと強みに向き合った

人事制度を作り、ワークライフバランスを実現

フルコースで楽しむ人生に


そんな先人たちの話を聞く連載「ネクストステージ」。第7回は、株式会社令和トラベルの執行役員、同社が提供するサービスである海外旅行予約アプリ『NEWT(ニュート)』のPRをする大木優紀さんにフォーカス。

元テレビ朝日アナウンサーとして活躍してきた大木さんは、2021年にきわめて異例ともいえる転職をした。2児の母でもある彼女が新たに開いた扉とは?

より大きな「やりたいこと」に出合った

「もともと海外旅行が大好きで、コロナ禍で海外へ行けない世の中になってしまった時に、海外旅行は自分が心身ともにモチベーションを持ってアグレッシブに生きていくためには不可欠なものだったと気づいたんです。ちょうどその頃に、海外旅行事業を立ち上げるという弊社代表の記事を読み、私がやりたいことや感じていることがこの会社で叶(かな)えられると思い、転職を決意しました」

大木優紀 NEXT STAGE

かつて私たちがテレビで見た、きらめくような笑顔で語る大木さん。アナウンサーという仕事に大きな不満があったわけではない。ただ、大木さんにとっての海外旅行は、働くモチベーションであり、子どもたちとの楽しみであり、人生において「なくしちゃいけないもの」という感覚があったそうだ。

「旅行業界に行きたかったというより、当時は海外旅行を取り戻したい気持ちがすごくありました。アナウンサーとは別に、もうひとつ、やりたい大きなものが見つかってしまったんです」

転職を決意した大木さんの周囲の反応はというと、言うまでもなくすごく驚かれたそうだが、「大木らしいね」という声も多かった。忙しい仕事の合間を縫ってアジアを旅するなど、彼女の旅行好きは知れ渡っていたし、決めたらポンッと行動するフットワークの軽さも周囲は知っていた。ただ、18年以上働いた会社を辞めたのは「自分でも驚いた」という。

「女性のアナウンサーでにとって『40代』という年代は、分岐点になることは多いんです。管理職や指導役としての役割も求められますし、番組の中でも立ち位置が変わってきます。40代は、アナウンサーとしても大きな挑戦の10年間にはなります。しかし、40代をどう生きるかをもっと広い視野で捉え、新しい生き方というか、2つ目の人生みたいなものはあってもいいんじゃないかなとは思っていました」

大木優紀 NEXT STAGE

アナウンサーとしての知名度や好感度もあった大木さんだが、フリーアナウンサーへの転身は一度もイメージしたことがなかった。それは、最大のチャンスを与えてもらえる環境にいられたからだと話す。

「あとひとつ言うと、私、サラリーマンが好きなのかもしれません。例えば、誰かの人生をある種、背負うような仕事は私にはできないなって思うんです。『新しい働き方』というと、フリーランスや副業など、自由な方へスポットが当たる気がしますが、私は企業に勤めることは不自由ではないと実感していて、『揺るぎないチームの中でみんなで戦う』ところに安心感があるんです」

自分の弱みと強みに向き合った

大木優紀 NEXT STAGE

現在の大木さんは、同社の提供するアプリ『NEWT』のPR活動のほかに、SNSや社内カルチャーを担当している。NEWTの、3ステップでパッケージツアーの予約まで完結する新しい旅行体験を多くの人に知ってもらいたいと、取材を受けたり、リリースを配信したり、イベントのステージに登壇したりと多忙な日々だ。

とある動画配信サイトでは、大木さんがプレスリリースの書き方を学ぶ姿を見かけた。聡明なコミュニケーションをとる様子は、さすが“伝えるプロ”だと感じたものだが、当の本人は「今までとは何もかも違う」と言う。

「以前は、世の中にある情報を取材して発信する側だったのが、今は自分たちのサービスを発信する側になったので、立ち位置が変わり、わからなくなってしまうことが多くて。あと、実務的なところも。新たに学び直し、試行錯誤して1年半、やっと基本のフローがわかってきました。でも、さらにそこからNEWTを認知させていくには、まだまだだなって思ってます。今はここが私の課題です」

大木優紀 NEXT STAGE

課題といえば「長期戦略を立てきれない」ことも、大木さんの課題なんだそう。現場での柔軟性や瞬発力を求められていたアナウンサー時代とは異なり、今はNEWTや令和トラベルの描く未来を見据えた戦略も考え、そのうえでどう動くべきなのかと奮闘している。

一方、転職当初はそれが強みだと気づけなかったというが、人と接することやコミュニケーションにたけているところ、彼女の経歴も社外とのリレーションを築くうえで優位に働いた。自分の強みを生かして、一番コミュニケーションをとれる人間になることも、目下、大木さんの目標だ。

これからの時代、働き方を楽しめたり、「もっとフレキシブルな世の中になった方がいいのかも」と語る大木さんは、41歳でのジョブチェンジや環境の変化を柔軟に乗り越えて、生き生きとしている。

「だって旅行っていいじゃないですか! 心身ともに元気なときだけじゃなく、元気がないときにも旅をすることってありますが、そこにはポジティブしかないんですよ。失恋して海外旅行をしてもポジティブになれるし、そんなポジティブの詰まったサービスを提供できるって本当にいいですよ」

今年は海外へGO! 海外旅行予約アプリ『NEWT』がすすめるリラックス・冒険・美食の旅先ランキング
「ゼロからイチを作り出すのが好き」。MEGUMIさんが次に目指すもの
上野樹里さんがアパレルブランドをスタート。人と人、思いを繋ぐものづくりを

Next Page

Tags:

Ranking

Horoscope