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「ゼロからイチを作り出すのが好き」。MEGUMIさんが次に目指すもの

人生100年時代と言われる昨今、働き方や家族のあり方、学び方など生き方そのものが多様に変化してきている。人生の転機をチャンスに変えた人たちは、次のステップをどう踏み出したのだろう?

そんな先人たちの話を聞く連載「ネクストステージ」。第6回は俳優としての顔のほかに、カフェのオーナー、プロデューサーなどの顔も持つMEGUMIさんにフォーカス。30代で突如カフェオーナーとなった経緯を伺った。

最近では映画やドラマのプロデュースをしたり、話題のドラマに出演したり、自身初となる美容本を出版したりするなど、マルチな活躍から目が離せないMEGUMIさん。実は7年前に金沢にカフェをオープンさせていた。

やらなかったら“ダサいな”という体育会系の性分が背中を後押し

MEGUMI

「もう会社にしてから15期目になるのかな。1番のきっかけは節税対策(笑)。独立しようとか、カフェをやろうというつもりはなく、当時の会計士さんから会社にした方がいいと助言されたからなんです。その前からタレント業以外に、初代のマネージャーと一緒にフリーペーパーの製作をやったりしていたんですけど、売り上げは微々たるもので、それは趣味に近い感じでしたね。次に始めたのは子供服のプロデュース。子供を身籠ったときに時間ができたこともあり、可愛い子供服がないから自分で作ろうと思って。雑貨なども含めてLAへ買い付けに行ったりしたんですが、これはもう大赤字で大失敗。これらを経験して金沢のカフェへと続くんです。

人生の師匠というかメンターとして慕う方から、“芸能界というのはとても世界が狭く、社会とつながる時間が圧倒的に少ない。社会とつながるには商売が最適。芸能界だけではない部分を養っていかないと視野の狭い大人になるわよ”といわれたんです。そして“カフェを石川県でやりなさい”と。その方がサポート体制も整えるといってくれたし、ここでやらないと、やらなかったという事実だけが残る。体育会系なので、それは“ダサいな”と。そこで7年前に金沢に『cafe たもん』(編集部注:当時は『cafe 多聞』)を開きました」

地方ならではの難しさに直面。月イチの金沢詣でが始まった

MEGUMI

そうはいっても金沢に縁もゆかりもないMEGUMIさん。オープンまでには何度も足を運んだそう。

「実際に訪れてみたらめっちゃいいところなんですよ。東京に比べると家賃もお安い。それに、当時金沢にはパンケーキ屋さんがまだ3店舗しかなかった。ここに東京にあるふわっふわのパンケーキ屋さんがあったらなぁ、ないものがあるのは魅力的だな、と。地方の方がいろんなアイデアが出てくるんです」

ただ、着工までには1年近くかかったとか。『cafe たもん』は、金沢市のひがし茶屋街という伝統的建造物群保存地区にある。

「その地域に“守る会”というのがあって、そこの方々に許可をいただかなければ物件すら貸してもらえない。事業計画書を出しては、お爺ちゃんたちに“こんなんじゃダメだ”と突き返されての繰り返し。当初は芸能人だし簡単に出せるだろうと軽く考えていたところもあったんです。でも、その当時、県外からその地域にお店を出す人がいなかったので“なんで芸能人が?”と受け入れてもらえず、泣きながら新幹線の中でお弁当を食べたりしていました。

月1回金沢へ足を運び、ようやくOKをもらえたのは1年後くらい。郷に入れば郷に従えじゃないですけど、やっぱりその土地や人、ペースになじまないとダメですね。だけど、一度受け入れてもらえると、家族のような関係を築けるのも地方や田舎の魅力。今はとても仲良くしていただいています」

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Profile

MEGUMI

1981年生まれ。俳優、カフェのオーナー、ウェブ制作、プロデューサー。2019年、映画『台風家族』『ひとよ』での演技が評価され、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。4月に発売された初の美容本『キレイはこれでつくれます』はすでに重版を重ねるほど話題。
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