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もしも王室イベントに招待されたら?知っておきたい英国王室の厳しいドレスコード

©️Press Association/Aflo

遠くからでもその存在が目視できるように公務の際、女王陛下は必ず、派手な色の服を着用している。そして王室の女性メンバーは公務中の華美なネイルは禁止などなど、英国王室には装いについて数々のルールがある。では、我々が王室のイベントに招待されたときのドレスコードは?気になる正しい装いを教えてもらった。

公式イベントでは、ただのパーティドレスはNG

英国王室には厳しいドレスコードがあるのは、周知の話。例えば、午後6時以前にはダイヤモンドを身に付けてはいけないや、旅行や泊まりがけの公務には必ず黒い服を持参しなくてはいけないなど、数々の掟が現在も重んじられている。黒い服については、不測の事態に備えて。大勢いる王室メンバーや、その他の重要な人物にいつ何時、不幸があっても対応できるようにと考えられて、昔から継承されている大切なルールだ。そんな王室の常識にのっとって、万が一我々が王室の催しに招待された場合、何を着用するのが正解なのか?

You Tubeで公開されている『The Royal Family’s Cannel』の動画の中で、このサイトを運営するデブレッツのコンテンツマネージャー、ルーシー・ヒューム氏は、このように説明をしている。「女王や他の王室メンバーに謁見する時には、厳格なルールがあります。例えば、公式のイベントでは最上級のドレスアップで臨まなくてはならず、ただのパーティドレスではダメなのです」。

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ホワイトタイとブラックタイの違いは?

「まずはホワイトタイ、正礼装について。男性の場合、レッドカーペットなどで見かけるブラックタイと似ていますが、最上級の正装は蝶ネクタイが白でウィングカラーになっています。女性はロングドレスにジュエリーを身に着ける装いです」。

では、エドワード7世の時代に18時以降に夕食を楽しむ際のスマートな装いとして普及した正礼装より若干カジュアルなブラックタイのドレスコードはどうだろう?「男性は短めのディナージャケットと黒のボウタイ、女性はパンツスーツやカクテルドレスを着用します。またはオフィスで着用するようなゆったりしたシルエットのラウンジスーツなど、スマートカジュアルが求められます」。さらに日中にバッキンガム宮殿に招待された場合は、ブラックタイまではいかないが、かなりフォーマルなスタイルをおすすめするとのこと。その指標は、我々が知人の結婚式に参加するときにスタイルくらいのフォーマルさが適当だそう。「もちろんどんな場面でも落ち着いた服装であることは大前提。例えば、イギリス王室が毎年6月に主催する競馬の催し『ロイヤル アスコット』では、女性のドレスの着丈は膝が隠れる長さ。そして必ず着用しなくてはならない帽子の直径は約10cm以上と決まっています」。

2019年のロイヤルアスコットに参加したウィリアム王子とキャサリン妃。©️AFP/Aflo

基本的に王族の前で肌を露出し過ぎたり、カジュアル過ぎる装いは避けなくてはいけないとヒューム氏。それは日本や英国をはじめ、世界中の皇族、王族メンバーの前では当然のことだと言えそうだ。

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  • This article was published marieclaire.co.uk


    text: Penny Golddtone


    translation: Tomoko Kawakami

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