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ウィリアム王子とキャサリン妃によるクリスマス・キャロル・コンサート、BBCでは放映されない!

©️REUTERS/Aflo

クリスマスシーズンで活気付くイギリスで、ウィリアム王子とキャサリン妃がホストを務めるクリスマス・キャロル・コンサートの開催が決定した。この催しではコロナ禍で他のために活動を続ける人々に焦点を当て、その活動の軌跡を振り返り、皆で感謝の思いを伝えることが主旨に。テレビ放映も決まっているが王室と関係が深い放送局のBBCではなく、他局が放送することになった経緯にも注目したい。

コロナ禍で頑張る人々を招待

来る12月8日、ロンドンのウェストミンスター寺院で開催されるクリスマス・キャロル・コンサートで、ウィリアム王子とキャサリン妃がホスト役を努めることが公表された。キャサリン妃の考案でチャリティ団体のロイヤル・ファンデーションが主催する、このコンサートは長引くコロナ禍でも地域社会を支援し、困難に立ち向かい続けている人々の活動を称えるために開催。ウィリアム王子とキャサリン妃は、公式SNSを通して「この礼拝では、過去18ヶ月を振り返り、コロナ禍を乗り切るために私たちが直面した前例のない困難を思い出すだけでなく、ポジティブなこと、つまりコミュニティで協力し合う人々や組織、異なる人々や世代を超えた小さな親切、そして他を助けるために立ち上がった名もなき英雄たちに思いを馳せます」とのメッセージを発信。今回は、地域に根差した活動を続ける人々、チャリティやボランディア活動をする人々なども招待される予定になっている。

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この模様は、いつものBBCではなくITVで放映!

©️REUTERS/Aflo

そして、このチャリティ・キャロル・コンサートの模様は、クリスマスに向けてテレビでも放映される予定だ。そこで話題になっているのが放送を担うテレビ局が王室との関係が深いBBCから民放のITVに変更されたこと。これは、BBCが先月放映した、マスコミと英国王室の関係を軸に制作したドキュメンタリー番組『The Princes and the Press』の内容が、英国王室の怒りに触れてしまったことが理由だとか。事前に英国王室側のチェックを受けることなく放映されたこのドキュメンタリー番組では、マスコミがヘンリー王子の元彼女を標的にした携帯電話のハッキングやメーガン妃の王室スタッフへのいじめ疑惑、そしてメディアと王室の間の秘密裏の“取引”の存在など、刺激的な話題が並んだ。

この番組の放送を受け、英国王室は「匿名の情報源からの根拠のない、度が過ぎる主張を事実のように伝え、BBCを筆頭に多くの人々がその発言に信憑性を与えてしまったことを残念に思います」との声明を珍しく発表。王室とイギリスの公共放送局、BBCの関係は現在、非常に悪化しており、毎年恒例の女王陛下によるクリスマスメッセージもいつものBBCではなく、他局での放映になるのでは?と予測されている。

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  • translation: Tomoko Kawakami

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