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英・キャサリン皇太子妃ががんを公表、その日を慎重に選んだと伝えられる

Handout / Getty Images

2024年1月に腹部手術を受け、自宅療養中と伝えられていたキャサリン皇太子妃が、3月22日(現地時間)、ビデオメッセージでがんと診断されたことを明らかにした。昨年のクリスマス礼拝以降、約3か月、表舞台から姿を消していたことで、ネット上にさまざまな憶測が飛び交う中、このタイミングで公表したのには理由があったという。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

キャサリン皇太子妃はがんと診断されたことを公表する日を慎重に選んだ

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この金曜日(3月22日)はキャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子の子どもたちにとって、重要な節目である。

キャサリン妃ががんと診断されたというショッキングなニュースでこの週末を迎えるとは、誰も予想していなかった。ケンジントン宮殿によってシェアされた動画で、キャサリン妃は手術を受け、「がんが存在していた」と確認されたと説明した。彼女はまた、夫であるウィリアム皇太子のサポートを称賛した。キャサリン妃はがんを治療するために、予防的化学療法を開始したという。

しかし、この日に診断結果を明らかにするという決断は、3児の母であるキャサリン妃が自分の家族を守るために行った、非常に慎重に検討した上での行動だった。

動画の中でキャサリン妃は、彼女の子どもたち、ルイ王子、シャーロット王女、ジョージ王子に自分の病状を説明するために、いかに時間と場所をとってきたかについて語っている。「もちろん、これは大きなショックでした」と話し、「もっとも重要なことは、ジョージ、シャーロット、ルイに適切な方法ですべてを説明し、私は大丈夫だと彼らを安心させるために時間をかけてきたということです」と続けた。

英国王室 キャサリン妃 ウィリアム皇太子
Photo:Chris Jackson / Getty Images

キャサリン妃は、ルイ王子、ジョージ王子、そしてシャーロット王女がイースターの休暇(2024年は3月31日がイースター、イギリスの学校では約2週間のイースターホリデーがある)に入る前、学校を終えた日に動画を公開した(動画は3月20日水曜日に撮影されたものと報じられている)。

キャサリン妃は幼い子どもたちを優先させることの一環として、この日にニュースを公表することを選んでいる。ここ数週間、フォトショップのスキャンダル(英国の母の日に公表した家族写真を加工していたことが判明し、キャサリン妃自身がSNSで謝罪した件)やキャサリン妃の目撃情報(この3月に計3度、目撃写真が出回った)が拡散されるなど、彼女の不在をめぐる憶測が広がっていた。この悲しいニュースを発表するのにこの日を選んだ、その理由とは?

英『ITV News』のロイヤル・エディターChris Shipは、この決定について語り、キャサリン妃は家族を守るつもりだったと主張した。「子どもたちは今日(3月22日)学校を終えたので、ウィリアム皇太子とキャサリン妃は、この特別な話に関する、避けようもないメディアの報道から子どもたちを守ることができます」と彼は説明した。「休暇中であれば、子どもたちを友人や学校、SNSから遠ざけることができます。だからケンジントン宮殿は今日、キャサリン妃のがんについて発表したのです」

※( )内は編集部注

Translation & adaptation: Akiko Eguchi

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