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「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展へ ~世界巡回展がついに東京で開幕~

各地の特殊性と掛け合わせて再考した革新的な空間

空間演出を手掛けたのは、国際的な建築設計事務所として知られるOMAのパートナーであり、ニューヨーク事務所の代表を務める建築家の重松象平だ。「パリを皮切りに、さまざまな都市の美術館で行ってきた空間デザインは、回顧展というフォーマットを各地の特殊性と掛け合わせながら再考し、展示会そのものを革新していくという刺激的なコラボレーションの連続でした」と重松は語る。

日本文化へのオマージュが表現された今回のデザインには、「ディオール」を象徴する構築的なドレスのシルエットや日本のランドスケープからの影響も見られる。さらに1階と地下2階をつなぐ吹き抜けの大空間では、夜会をテーマに、上階と下階双方からの視点を意識した壮観な演出が目玉だ。「展示室ごとに異なるストーリーが展開される中、舞台美術を意識してデザインしました。“未来を向いた”この回顧展が日本でどんな反応を得られるのか楽しみです」

空間デザイン: 重松象平(OMAパートナー)

photo: ©Yuto Kudo

建築家。1973年福岡県生まれ。1998年より建築、都市計画、文化分析に参画する国際的な建築設計事務所OMAに所属し、2006年にニューヨーク事務所代表、2008年にパートナーに就任。アメリカ大陸およびアジアのプロジェクト多数をリーダーとして牽引している。

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【展覧会情報】
CHRISTIAN DIOR: DESIGNER OF DREAMS
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」
会期: ~2023年5月28日(日)
休館日: 月曜日
開館時間: 10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
会場: 東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)企画展示室 1F / B2F 
観覧料: 一般 ¥2,000 / 大学生・専門学校生・65歳以上 ¥1,300 / 中高生以下無料
オンラインチケットは東京都現代美術館のチケットサイトにて購入可能 https://www.e-tix.jp/mot/
主催: 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
特別協力: クリスチャン ディオール クチュール
DIOR.COM 特設ページ https://bit.ly/3V8GZMI

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