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「ポメラート」とミラノの深い結びつきを示すエキシビションがスタート

ファッションとデザインの両面で世界的な中心地となっているイタリアの都市ミラノと、その地で創業された「ポメラート」との深い結びつきを教えてくれるエキシビション「ミラノから東京へ クラフツマンシップ、クリエイティビティ、デザインの旅」。2022年10月21日(金)から30日(日)まで、東京のjingにて開催される。

1967年にイタリア・ミラノで創業されたファインジュエリーブランド「ポメラート」が、いかにミラノの文化や教養に影響を受けてきたかがわかる本エキシビション。数々のマスターピースとともに三つのエリアに分けて考察し、ハイジュエリーコレクション「ラ・ジョイア」の中から、世界初公開となる五つのジュエリーも展示している。

ハイジュエリーコレクション「ラ・ジョイア」〈左〉MIDDY GOLDリング〈右〉DISCOVERIES IN THE DARKNESSブレスレット

最初のエリアは「Creative Design(クリエイティブデザイン)」。ファッション、建築、アートなど、ミラノが創意工夫を凝らした芸術からインスピレーションを受けた「ポメラート」のマスターピースを展示し、その素晴らしさを紹介。「ポメラート」のシグネチャーピースと、影響を受けたイタリアの家具アイコンを並べて具体的に示している。

二つ目は、「Supreme Mastery(至高の技能)」。コンセプトは、ミラノの熟練した職人らによる数世紀にわたるクラフツマンシップ。ゴールドを手打ちしている様子を録音したサウンドインスタレーションからは、一打一打のリズムと正確さがうかがえ、手作業でマスターピースを生み出す熟練の技法を知ることができる。

ハイジュエリーコレクション「ラ・ジョイア」DISCOVERIES IN THE DARKNESSネックレス

最後のエリア「Milanese Elegance(ミラネーゼエレガンス)」は、ミラノならではの洗練された雰囲気を感じさせる劇場や庭園のような空間を演出。展示されたジュエリーの独自のスタイルとその輝きを体感できる。また、ミラノの人は物事を解決に導く際、表には出さずに内に秘める傾向があり、その〝隠れた美しさ〞をジュエリーデザインに反映していることも紹介している。

ミラノは製造業の中心地として栄え、「ポメラート」のジュエリーはまさにその優れた金細工の伝統と創造のたまものだ。デザインの背景を知りイマジネーションが広がることで、新たなお気に入りのコレクションが見つかるかもしれない。

text:Tomoe Tamura

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関連情報
  • 「From Milan to Tokyo Exhibition: A journey through Craftsmanship, Creativity and Design」
    開催日:2022年10月21日(金)〜30日(日)
    時間:10:00 〜20:00(19:30最終入場)
    場所:jing (無料)
    公式LINEより予約制

    https://lin.ee/PVaGxL5
    https://www.pomellato.com/ja_jp/exhibition-2022 
    ※予告なく変更・中止になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

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