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藝大生の作品が一堂に集結。未来の文化とアーティスト育成を目的としたプロジェクトが進行中

「コミテコルベール アワード2022」一次審査会場写真 Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学

「シャネル」や「カルティエ」といったラグジュアリーブランドなどで構成されるコルベール委員会と、東京藝術大学の共同プロジェクト「コミテコルベール アワード2022 –The beauty of imperfection–」が開催決定。8月10日(水)の一次審査を通過した12作品を一挙に紹介する。10月14日(金)には、この中から優秀作品3点が決定される。

「コミテコルベール アワード2022 –The beauty of imperfection–」は、コルベール委員会ジャパンと東京藝術大学がタッグを組み、未来の文化とアーティスト育成を目的とした共同プロジェクト。2017年の初回からさらに3年間行うことで合意したが、感染症の影響で延期になったため今年が最終回となる。各年にテーマを設けており、2018年は「現代における人と自然」、2019年は「令和:新しい時代」、今年は「The beauty of imperfection」だ。

「コミテコルベール アワード2022」一次審査会場写真 Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学

「The beauty of imperfection」は、海外では〝 わびさび〞と訳されることもある言葉。ダイバーシティやインクルージョンという概念が浸透しつつある今の時代、「不完全な美」とは何か、藝大生が絵画、平面作品、写真、映像、 インスタレーションなどさまざまな作品形態で表現する。豊かな感性と創造力、エネルギーであふれており、未来へ飛躍する学生たちに期待が高まる。

「コミテコルベール アワード2022」一次通過作品

〈左〉渡邉 泰成 「vegetable skin」〈右〉髙野 真子 「I was born」Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学
〈左〉永見 はな 「Tacker chain」〈右〉柿坪 満実子 「Cocoon」Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学
〈左〉中野 美優 「線が語るもの」〈右〉春田 紗良 「Jardin Fantôme」 Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学
〈左〉山田 彩七光 「NOON」〈右〉高 美遥 「〇〇〇〇星」Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学
〈左〉河津 晃平 「About sending and forgetting」 〈右〉宮林 妃奈子 「枝をずらす」Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学
〈左〉辻 一徹 「Enohpomarg」〈右〉木村 直 「この松林は誰のためにあるのだろうか」Photo: 永井文仁 © COMITÉ COLBERT、東京藝術大学

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text:Tomoe Tamura

関連情報
  • コミテコルベール アワード2022 –The beauty of imperfection–
    会期:20221015日(土)~ 1030日(日)
    開館時間:10:0017:00(入館は閉館の30分前まで)月曜休館入場料無料
    会場:東京藝術大学大学美術館本館 展示室34
    https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2022/10/CCA2022.html
    ※事前予約制ではありませんが、今後の状況により、変更及び入場制限等を実施する可能性がございます。

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