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銀座メゾンエルメスで開催「ランタンエルメス」。オブジェを通じて「時」の記憶をひも解く

銀座メゾンエルメスがメディアとなって驚きを届けるプロジェクト「ランタンエルメス」。1年間、さまざまなイベントやインスタレーションなどが開催されるが、4月はエルメスにとっての「時(とき)」の概念にフォーカス。「タイム ウィズ エルメス」と題し、長い間大切にされてきたエルメスのオブジェを通じて持ち主の「時」の記憶をたどる。

朝吹真理子 ケリーバッグ
朝吹真理子(小説家)のバッグ《ケリー》 ©Nacása & Partners Inc.

2024年、エルメスの年間テーマは「フォーブルの魂」。エルメス第1号店であるパリ、フォーブル=サントノーレ店のエスプリの受け継ぐ銀座メゾンエルメスでは「ランタンエルメス」と題して、マンスリーテーマに沿った多彩なプログラムを展開している。

4月30日(火)までの期間中、銀座メゾンエルメス店内に登場するのは、アーティストや小説家、スタイリストなど、各界で活躍する12人が愛用するエルメスのオブジェたち。

ランタンエルメス 朝吹真理子 ケリー
河原シンスケ(アーティスト)のトレー ©Nacása & Partners Inc.

たとえば、アーティストの河原シンスケが1990年代初頭から大切にしているトレー。小説家の朝吹真理子が祖母、母から受け継いだバッグ《ケリー》。フラワーアーティスト東信が世界中を共に旅した鋏ケースなど、さまざまなオブジェを展示。

東 信(フラワーアーティスト)の鋏ケース
東信(フラワーアーティスト)の鋏ケース ©Nacása & Partners Inc.

それらにまつわるストーリーが、“オブジェ目線”で語られる音声コンテンツも展開。持ち主とオブジェとの出会いや、過ごしてきた思い出などがオブジェの立場から繰り広げられるユニークな仕掛けとなっている。

白澤貴子(ファッションエディター)のコート
白澤貴子(ファッションエディター)のコート ©Nacása & Partners Inc.

また「ランタンエルメス」特設サイトでは音声コンテンツのほか、エルメスで作られてきたあらゆるオブジェを収集・分類・保管して後世に伝えるコンセルヴァトワールのキュレーター、マーク・ストルツのインタビュー、時計部門のクリエイティブ・ディレクター、フィリップ・デロタルが「時」について語る動画も公開中。こちらもぜひ注目を。

Text: Tomomi Suzuki

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「タイム ウィズ エルメス」
【期間】開催中~2024年4月30日(火)
【場所】エルメス銀座店 各フロア

「ランタンエルメス」特設サイト

LANTERNE.HERMES.COM

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