×

映画「#つんドル」トークショーに深川麻衣、バービーが登壇

会社員と映画監督という異色のキャリアを歩む穐山茉由の最新作『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(略して「#つんドル」)。「ケイト・スペード ニューヨーク」の全面サポートのもと開催された試写会に、主演女優の深川麻衣、お笑い芸人のバービー、ケイト・スペード ジャパン社のプレジデント柳澤綾子の3名が登壇。“ありのままの自分を肯定することの大切さ”を語り合うトークショーを行った。

トークショー風景
(左から)ケイト・スペード ジャパン社 プレジデント柳澤綾子、女優 深川麻衣、お笑い芸人 バービー

本作は、元SDN48のメンバーで作家の大木亜希子の実話を基にした小説を映画化したもの。監督の穐山茉由は「ケイト・スペード ニューヨーク」のPRとして働く一方、30歳から映画制作を学び、2021年には『シノノメ色の週末』の監督として第31回日本映画批評家大賞「新人監督賞」を受賞。現在も会社員と映画監督のパラレルワークを続ける新鋭だ。

深川麻衣 バービー

今回の試写会をバックアップした「ケイト・スペード ニューヨーク」は、現在も穐山監督が勤める会社であり、また女性のエンパワーメントとメンタルヘルスに関する活動にも積極的に取り組んでいる。その活動方針と、人生に行き詰まったアラサーの元アイドルの葛藤と再生を描く映画「#つんドル」のテーマが合致することから、本企画が実現したという。

会場から何度も笑い声が上がるなど、人生に詰んだすべての人にエールを送る本作にぴったりの温かな空気に包まれたトークショー。ゲストにはケイト・スペード ジャパン社たっての希望で、ジェンダー論や女性ならではの身体の変化や悩みについて積極的に発信するバービーが登場。

本作を鑑賞したというバービーは「自分を見ているようでした」と、人生に行き詰まったヒロインの安希子に大いに共感したといい、「劇中で『恥をかいても、死にはしない』というせりふがあるんですが、私はそれが大好き。そう思ったらなんでもできる。そう思えるステキな作品です」と改めて映画の魅力について語った。

女優の深川麻衣

主演を務めた深川は「SNSなどがどんどん発達して、いろいろな人の投稿が目に入ったり、人と自分を比べざるを得ないような状況も多いと思います。そんな中、失敗しても自分を責めるのではなく、『そのままでいいんだよ』と弱い部分も肯定してくれるような映画になっていると思います」とコメントし、会場から拍手を浴びていた。

本作は「元アイドル」が「おっさん」と住むというインパクトのあるストーリーの裏に、現代に生きる人の重要な選択肢のひとつである“キャリアチェンジ”についても描かれており、自分と重ね合わせたり、考えさせられたりする部分も多いはず。自身もキャリアチェンジの経験をもつ穐山監督がどう表現したのか、その視点にもぜひ注目してほしい。



text: Tomomi Suzuki

映画『アアルト』監督ヴィルピ・スータリにインタビュー。夫妻の手紙から見えた素顔と男女平等先進国フィンランドについて
LiLiCo、AYA、Rainy。、新浜レオンがSDGs行動を呼びかける。「小さなことから始めよう」

映画「#つんドル」
https://tsundoru-movie.jp/


ケイト・スペード ニューヨーク
https://www.katespade.jp/

リンクを
コピーしました