×

NewJeans(ニュージーンズ) 世界が恋するガールズグループの魅力とは?

Gary Miller / Getty Images

本国での活躍はもちろん、この夏アメリカ・シカゴで開催された音楽フェスティバル「ロラパルーザ」、日本の大型フェス「サマーソニック」への出演が話題となった韓国のガールズグループ「NewJeans(ニュージーンズ)」。今までK-POPをスルーしてきた30〜50代の音楽好きの男性ファンをも取り込み「ニュージーンズおじさん」というワードが誕生するほど、日本でも幅広い世代から注目されている彼女たちの魅力とは?

ヨジャグル戦国時代を軽やかに駆け抜ける唯一無二の存在

デビュー当時のTWICE(トゥワイス)に代表される愛されキュート系からBLACKPINK(ブラックピンク)のようなガールクラッシュ系が主流となり、ヨジャグル(ガールズグループ)戦国時代と言われる第四世代は、ITZY(イッチ)、NMIXX (エンミックス)、IVE(アイヴ)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)など、容姿、歌唱力、ダンススキル。全てにおいてトップクラスのメンバーたちによる、「グループのコンセプトをいかに表現するか」の勝負になりつつある。

そんな中2022年7月にデビューした「NewJeans(ニュージーンズ)」。5人のメンバー全員が10代と若く、まるで青春映画のようなMVと、90年代の洋楽を彷彿とさせるおしゃれで心地よい楽曲で、今までのヨジャグルと被らない新ジャンルを確立した。

NewJeans(ニュージーンズ)が所属するのは、BTSで知られるHYBE(ハイブ)傘下のADOR(アドア)。元SMエンターテインメントの辣腕ディレクターとして少女時代、SHINee、Red Velvetなどのアーティストを手がけてきたミン・ヒジン氏がプロデュースしている。

ヒットメーカーである彼女の仕事は、緻密なコンセプト作りから。メンバー選抜や楽曲作り、振り付け、スタイリングなど全てを指揮し、徹底し世界観を作り上げる。グループ名の「NewJeans(ニュージーンズ)」には、時代やトレンドを問わず老若男女みんなに愛されてきた“ジーンズ“のように、どんな時代でも飽きることのない時代のアイコンになる「New Genes(新しい遺伝子)」という意味が込められている。

ミン・ヒジン氏によるガールズグループプロジェクトが始まった2019年当時、ハイブの前身BIGHITには女性の練習生が少なかったため、世界16都市でグローバルオーディションを開催。その合格者を中心に5人のメンバーが選抜された。そこからデビューの2022年7月まで、メンバーたちは謎のベールに包まれており、ティザーなどの前情報が何もない中、突如デビュー曲「Attention」のMVが発表された。

続けて「Hype boy」、「Hurt」、「Cookie」が発表され、1stミニアルバム「New Jeans」が発売されると、世界中のデイリーチャートにランクイン。このおしゃれな楽曲はK-POP? あの美少女たちはいったい何者?と瞬く間にK-POP界の話題をさらっていった。

NewJeansからLE SSERAFIM、&TEAMまで。脱BTS依存を図るHYBEの新たな仕掛けとは?
“1位獲得”で期待大! 2023年注目の韓国アーティスト【NewJeans、TOUCHED、イ・ヨンジ】

リンクを
コピーしました