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世界を救う革命的映画『バービー』が見逃せない3つの理由

(c)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

映画を日々の生活に取り入れることで、さらに豊かに幸せな人生が送れるようなすてきな作品をお届けする【人生がもっと豊かになるDIZのCinemaLike Life】第10回。

誰もが知っている“バービー”がついに初の映画化! バービーといえば、女性の理想像として、何十年も世界中で愛されるおもちゃの人形。映画を観る前はそんな先入観に縛られていた。しかし衝撃的な展開で、観終わった後は、「バービー人形こそが世界を救う鍵になる革命的な存在だ!」と目が醒めるような映画だった。本作は間違いなく、今年のベスト映画になるような大傑作。
完璧に彩られた世界が教えてくれたのは、<本物の自己肯定>とは、<生きる>とは、<自分>とは何か……という人生観を揺るがすものだった。今回、あなたの人生を変えてしまうような可能性を秘めた最高の夏映画『バービー』(8月11日公開)を、絶対見逃せない3つの理由と共にご紹介。

観るだけで幸せになる、衣装と音楽に彩られた完璧な世界観

映画『バービー』
(c)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

まず、完璧な世界観! バービーの世界を完全に映画化するために衣装を担当したのはジャクリーヌ・デュラン。ジャクリーヌは『美女と野獣』、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、『スペンサー ダイアナの決意』、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』など名作の衣装を次々と担当し、アカデミー賞など数々の賞を受賞している世界的衣装デザイナー。

また、主演のマーゴット・ロビーがアンバサダーを務めるシャネルからの衣装提供も多数。ゴージャスで観ているだけで心が満たされるバービーのファッションは予告だけでも15回もチェンジしており、本編では一瞬も目が離せないほどの魅力的な衣装の数々が楽しめる。実際に存在する、バービー人形の着せ替え用の服からインスパイアされたものばかりで、そこに込められた繊細で深い意味に気づくには1回の鑑賞だけでは足りない。物語と共に変化していくファッションにも注目だ。

ワールドプレスツアーでは、マーゴット・ロビーのこれまでのバービー人形からインスパイアされた衣装が話題となり、世界中を賑わせた。このツアー中の衣装からでも、とてつもない“バービー愛”を感じられるだろう。映画本編ではそれ以上のこだわりが炸裂している。

セットも実際にスタジオに作り、背景はCGを使わずに手描きで制作! 監督グレタ・ガーウィグとプロデューサーも務めるマーゴット・ロビーの狂気とも言えるほどの並々ならぬバービーへの愛が奇跡の映画を誕生させた。

映画といえば音楽も重要。『バービー』の世界を彩るサウンドトラックにはデュア・リパ、ビリー・アイリッシュ、リゾ、ニッキー・ミナージュ、チャーリーXCX、ザ・キッド・ラロイ、サム・スミスなど今を代表する豪華なアーティストの新曲が満載。映像だけでもお腹いっぱいなのに、耳も幸せに満たされる。とくに、ビリー・アイリッシュがバービーと自分を重ねて自分の存在意義を問う楽曲「What Was I Made For?」は本作のテーマを象徴している。ここまでだけでも見逃せない理由がたくさんあるが、映画『バービー』の魅力は表面的なものだけでは終わらない。完璧な世界観と音楽のその先にこそ本質が込められている、実に奥深い作品なのだ。

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映画『バービー』
8月11日(金)全国ロードショー
barbie-movie.jp

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DIZ

SNS総フォロワー20万人超えの映画活動家。ひとりでも多くの人に映画の素晴らしさを伝えるため、体験型の映画イベントを企画プロデュースしたり、配信サービスの企画・コピーライティング、さまざまな作品の評論を寄稿したりと、枠にとらわれずに新たな映画の楽しみ方を提案し続けている。
Twitter:@DIZfilms Instagram:@diz2049

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