フランシス真悟、展示風景 ©Nacàsa & Partners Inc. / Courtesy of MISA SHIN GALLERY
GWに行きたい! 銀座メゾンエルメス フォーラムで「知覚を探る」アート体験を
2023.4.23
国内外のアーティストによる現代美術の展覧会を開催している銀座メゾンエルメス フォーラム。銀座メゾンエルメスの8階・9階にあり、建築家のレンゾ・ピアノが設計したガラスブロックに囲まれた心地よい空間だ。今回は、GW中にぜひ足を運びたい「インターフェアレンス」展をフィーチャー。
4名のアーティストによるグループ展「インターフェアレンス」
光、振動、波動など、身体に介入するゆらぎの感覚を通じて、知覚探究を試みるグループ展「Interference(インターフェアレンス)」が、銀座メゾンエルメス フォーラムで6月4日まで開催。フランシス真悟、スザンナ・フリッチャー、ブルーノ・ボテラ、宮永愛子ら4名のアーティストによる作品を展示している。
本展のタイトルにもなっている「Interference(インターフェアレンス)」とは、直訳すると「じゃま、妨害、干渉、口出し」、光や音、電波、記憶などの干渉妨害、通信障害なども意味している。また、今回の展示に参加しているフランシス真悟(1969年カリフォルニア州サンタモニカ生まれ)による、光干渉顔料を用いたシリーズのタイトルでもある。
フランシス真悟 | Four Directions Rising | 2023 | カンヴァスに油彩 | 81.3 x 81.3cm ©Osamu Sakamoto / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès
この、フランシス真悟による「Interference(インターフェアレンス)」シリーズは、観る角度によってさまざまな光と色彩が立ち現れるペインティングシリーズだ。今回の展示では、会場の壁に直接描かれた、ここでしか堪能できないアートも出現している。
フランシス真悟《Liminal Shifts》展示風景 ©Nacàsa & Partners Inc. of MISA SHIN GALLERY
スザンナ・フリッチャーは1960年オーストリア・ウィーンに生まれ、現在はモントルイユとパリを拠点に活動している。本展ではガラスブロックに囲まれた空間を、半透明の雨のような糸で満たし、音と振動による干渉を体感できるインスタレーションとなっている。
スザンナ・フリッチャー 《Pulse》展示風景 ©Nacàsa & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès
銀座メゾンエルメスの意外な箇所にも作品を展示!?
銀座メゾンエルメスの意外な場所に作品を展示しているのは、京都を拠点に活動しているブルーノ・ボテラ(1976年サルセル生まれ)。本展ではキュレーターのカリン・シュラゲターと協働し、ギャラリーの隠れた場所や普段は見ることのないビルの一部の触覚を用いて、意識下に潜む知覚を呼び起こす作品を展示した。
ブルーノ・ボテラ 《空_》展示風景 ©Osamu Sakamoto / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès
京都で生まれ現在も京都を拠点に活動している宮永愛子は、日用品をナフタリンでかたどった彫刻や、塩や葉脈を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時間を視覚化する作品で注目を集めている。
宮永愛子《Voyage》展示風景 Courtesy of Mizuma Art Gallery ©Nacàsa & Partners Inc. / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès
この連休は光が美しく注ぐ銀座メゾンエルメス フォーラムで、身体の感覚や無意識により深く向かい合う知覚の探究に、身を委ねてみてはいかが?
text: Akiko Yoshida
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