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AIが占う2023年下半期の星座別運勢

 ChatGPTに占ってもらう方法は?

iStock.com/Tatyana Antusenok

では、実際にChatGPTを使って、どのように占いを行ったかを説明してみたい。
ChatGPTは対話型の会話プログラムだ。しかし、エンジニアやプログラマーのような専門的な知識に関する学習を行わなくても使用することができる。

以下に実際にChatGPTの対話画面から前述の占い結果を聞き出した質問に当たる部分の画面画像を紹介する。これだけの指定を行えば、あとはChatGPTが自分で考え、学習した膨大な文献を基に占いを実行してくれる。

面白いだけじゃない、注意と基本理解の必要性

ChatGPT以外にもいくつものAIが公開されているが、まず今回活用したChatGPTについて理解しておきたいことを紹介する。以下の前提を踏まえて、一度使ってみるのはどうだろうか?

●公開されているChatGPTは2021年9月までの情報を学習しているものである。
●ChatGPTはAIを使ったチャットサービスである。
●対話形式で問いかけたことに対して、誤った情報や提案を行うことがある。
●対話の際に入力した情報は学習材料となるため、個人情報や業務に関する情報の入力には充分な注意が必要である。また、業務に利用するなら、かならず学習対象から除外されるようオプトアウトを事前に行う必要がある。

主な注意点は以上のようなことになるだろう。
1950年代から研究が続けられてきて、何度か専門家やコンピューターを扱う業界、業種でブームを経てきているAIが、2022年11月のOpenAI社によるChatGPTの公開によって身近なものとなってきた。
間違いなく、今後も発展し私たちの生活を変えていくものになるだろう。
技術の向上や革新を経て生まれた新たなサービスであるため、広く多くの人が活用するためには、利用規約を確認し続けるなどの利用者側の配慮だけでなく、法的整備などの社会課題も今後増えていくことが予測できる。

新たな潮流を「怖い」と捉えるか、新しい社会の発展と捉えるか、個々人によって意見は多様なものだ。発信される多くの情報を吟味し、有益な活用が出来るよう関心を持っていきたい。

text: Ryoko Morita

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