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サンタ・マリア・ノヴェッラから初のオードパルファム。メディチ家の歴史に紐づく4つの香り、どれを選ぶ?

13世紀のイタリア、フィレンツェに創業され、修道院薬局の由緒ある伝統を今なお世界中に届け続けている「サンタ・マリア・ノヴェッラ」。その起源に改めて立ち戻り、今日の香水造りのあり方を見つめなおす4種のオードパルファム「ジャルディーニ メディチェイ」が、2024年4月1日(月)より発売される。なお、公式オンラインストアおよび伊勢丹本館4階POP UP ストアにて、2024年 3月27日(火)より先行発売。

サンタ・マリア・ノヴェッラのロングセラー

「サンタ・マリア・ノヴェッラ」は、1221年にイタリア・フィレンツェのドミニコ会修道院をルーツに設立。ハーブの栽培、香水や化粧品の調合、キャンドルやリキュールの製造において高い評価を得てきている世界最古の薬局として知られる。800年を超える薬局の伝統はフィレンツェの歴史、文化と深く絡み合っていて、現在は34カ国で 300以上の店舗が展開され、世界中の多くの人々に愛用されている。

日本でも愛用者が多く、オーデコロンやルームフレグランス「ポプリ」、ローズウォーターなどの代表的なアイテムも非常に人気だ。

800年の歴史の中で初となるコレクション

「サンタ・マリア・ノヴェッラ」がもつ800年の長い歴史の中で初となるオードパルファムコレクションを構成するのは、ルネサンス期のイタリア、フィレンツェで名家として栄華を極めたメディチ家の歴史と密接に結びついた植物、ビッザリア、アイリス、マグノリア、ジェルソミーノの香り。当時の文献を読み解き、この4種の植物のルーツを丁寧にたどりながら生み出されたこのオードパルファムは、花の都フィレンツェの華やかな歴史を雄弁に物語っている。

特徴的な本型のパッケージは、18世紀には植物のエキスやエッセンシャルオイルなどの貴重品を運ぶために使われていたという箱から着想を得たもの。外箱は、1800年代後半に使われていた「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のカタログの装丁を忠実に再現しているという。

50ml 各¥28,600、100ml 各¥41,800

ビッザリア

1644年にフィレンツェで初めてその存在が確認された非常に珍しいかんきつ系果実。ティムールペッパーとネロリの甘美な香りを漂わせ、次いでミドルノートのオレンジブロッサムアブソリュート、ダヴァナ、ジンジャーが華やかな彩りを添える。ベースノートにはシダーウッドとムスク。洗練された美しさの印象がいつまでも続く印象的なオードパルファム。

ジェルソミーノ

ジェルソミーノ・デル・グランデューカは、1688年にゴアからの贈り物としてフィレンツェに持ち込まれたジャスミンの一種。ベルガモット、タンジェリン、ピンクペッパーがトップノートに香り、ミドルノートには、サンバック・ジャスミン・アブソリュート、ゼラニウム、イランイランが神秘的な雰囲気を漂わせる。最後に、シダーウッドとムスクが印象的に広がる。

マグノリア

力強く美しく香る樹木の魅力を余すところなく表現したオードパルファム。ホワイトローズとゼラニウムの艶やかな香りから始まり、マグノリアグランディフローラ、マグノリアチャンパカ、サンバックジャスミンのアブソリュートと組み合わされたマグノリアグランディフローラのミドルノートが多層的な深みを与える。ベースでは、アンバーとムスクがアクセントに。

アイリス

フィレンツェの丘で栽培されるアイリスの花の根茎を 6年間かけて抽出して作られるこの貴重な香りは、繊細さと鮮やかさを併せ持つブーケが特徴。トップノートのガルバナム、ティムールペッパー、ネロリは、ゼラニウム、マグノリアチャンパカ、サンバックジャスミンとエレガントに溶け合う。ベースにはムスクとアンバーグリス、アイリスフィオレンティーナの香りが印象的。

text: Kurumi Fukutsu

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お問い合わせ先

サンタ・マリア・ノヴェッラ・ジャパン tel: 03-6384-5188

「ジャルディーニ メディチェイ」POP UP ストア
開催期間:2024年3月27日(水)~4月23日(火)
会場:伊勢丹本館 4 階 センターパーク/ザ・ステージ#4
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14-1
営業時間:10:00~20:00
販売商品:オードパルファムコレクション各種 他

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