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なんだか肌の調子が悪い。初夏の肌トラブルと対策

日差しが強く感じる季節になるにつれて、紫外線や汗、冷房などの影響で、肌トラブルが起こりやすくなる。日焼けによる赤みだけでなく、乾燥による肌荒れ、皮脂によるベタつきなどにも悩まされがち。来たるべき初夏を前にこれらの肌トラブル対策を知っておこう。

日焼けによる肌トラブルと対策

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iStock.com/AndreyPopov

肌は紫外線を浴びることによって老化やシミ・ソバカスの原因をつくる。日焼けをすると、肌の細胞がダメージを受け、メラニン色素が過剰に生成され、シミやソバカスを引き起こす。また、紫外線は、肌のコラーゲンやエラスチンを破壊し、肌のハリや弾力を低下させる原因にもなってしまう。

そのため、日焼け対策には、まず日焼け止めを塗ることが大切。日焼け止めは、SPF30以上、PA+++以上のものを選んで。SPFは紫外線B波(UVB)の、PAは紫外線A波(UVA)の防御効果を表す指数で、SPF30以上は、日焼けによる肌の赤みやほてりを防ぐ効果に優れている。PA+++以上は、シミやソバカスの原因となる紫外線A波を防いでくれるので日焼け止めを選ぶ際に絶対にこだわりたいポイントだ。また、顔だけでなく、首や耳、手の甲など、日焼けしやすい部分にも塗ることを忘れずに。日傘や帽子、サングラスなどを併用して、しっかり日焼けを防ぐことも重要。

皮脂の過剰分泌によるニキビ対策

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iStock.com/Larisa Stefanuyk

ニキビは、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌が原因で起こる。夏は、汗をかいて皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まりやすくなるためニキビができやすい。また、冷房で室内の湿度が下がると、肌が乾燥して皮脂が過剰に分泌されることもあるため、空調にも注意が必要。

ニキビ対策には、何よりも皮膚を清潔に保つように! 洗顔は、1日2回、朝と晩にしっかり行い、夜のクレンジング時は、肌に負担をかけない処方や使い心地のものを選ぶよう心がけて。もちろん、洗顔後の化粧水や乳液といったスキンケアもお忘れなく。

汗の蒸発や湿度による乾燥対策

意外にも夏の肌は乾燥しやすくもある。汗をかき、その汗が蒸発する際に肌を乾燥させてしまうのだ。さらに、水分だけでなく皮脂膜も失われてしまう。メイクの上から保湿できるミスト状の化粧水で乾燥対策を。乾燥が気になるときだけでなく、オフィスや外出先でのメイク直しにも重宝する。

また、冷房で室内の湿度が下がると、さらに肌が乾燥しやすくなる。冷房の設定温度を低くしすぎないよう、羽織ものやストールなどを使おう。

皮脂の分泌による毛穴の開き対策

iStock.com/eggeeggjiew

毛穴の開きは、誰もが悩む肌トラブルのひとつ。とくに夏は汗をかいたり、皮脂分泌が活発になったりすることで、毛穴が開きやすくなる傾向がある。

皮脂の過剰分泌を抑えるためには、洗顔を丁寧にすることが1番の予防策。洗顔料をよく泡立てて、顔全体を優しく包み込むように丁寧に洗います。洗顔後は、化粧水や乳液でしっかりと保湿を。毛穴の詰まりや開き、黒ずみの原因となる皮脂分泌をセーブしてくれるビタミンC誘導体配合の化粧水や収れん化粧水を使うのもおすすめ。

text: Moyu Kusaka

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