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「エルメス」の職人たちが実演! 受け継がれるクラフトマンシップを間近で見られる展覧会

ⒸHermès

「エルメス」のクラフトマンシップを紹介する「エルメス・イン・ザ・メイキング」展が、11月22日(火)から27日(日)まで、京都市京セラ美術館にて開催される。職人たちの技術を間近で見られるほか、手や指先を動かすワークショップ、皮革職人の道具を用いた楽器の演奏など、体験型のコーナーも用意。職人たちの手しごとを通して、メゾンのクラフトマンシップに宿る創造と革新に迫る。

「エルメス」のものづくりをありのままに紹介した本展覧会の会場は、職人のアトリエさながらの落ち着いた空間。歴史と日常をつなぐ四つのテーマ「クラフトマンシップの伝統と文化」「すばらしき素材」「ものづくりの地に宿る力」「〝時〞はエルメスの友」を、それぞれのセクションに分けて紹介している。

ⒸClaus Troelsgaard

注目なのは、各メチエ(製造部門)を代表する職人たちの、愛用の道具を使った実演。スカーフの絵柄のための精巧なシルクスクリーン製版を使ってプリントされる美しい色彩や、バッグの修理に求められる創意工夫と熟練の技術など、ひとつひとつの製品にまつわる舞台裏を展開していく。

ⒸClaus Troelsgaard

また、手や指先を動かすワークショップ、皮革職人の道具を用いた演奏など、さまざまな体験型のコーナーを用意。持続可能な発展に向けたエルメスならではの取り組みを描いたドキュメンタリー「Footsteps across the World 世界をめぐる足跡」(フレデリック・ラフォン監督)シリーズの映像鑑賞もできる。

開催地の京都は、日本の伝統技術を受け継ぐ職人の多い街。過去から現在、そして未来へ継承されるものづくりの地で、同ブランドが大切に紡いできたクラフトマンシップを体感してみては。

text:Tomoe Tamura

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