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夏の終わりを楽しむ「クミン風味の焼きキュウリのサンドイッチ」 菜食ひとりまかない飯Vol.2

ヴィーガン食に興味があるけど家族やパートナーに作る料理に取り入れるのはハードル高い、忙しくてご飯にあまり時間をかけられないけれど作ってみたい、もちろんすでにヴィーガンじゃわい! という方にもぜひ試してほしい、「菜食ひとりまかない飯」をパリの料理家・室田 HAAS 万央里さんがご紹介。

夏の終わりを楽しむまかない飯

長野に引っ越してから教習所に通い始めた44歳。もうなんて言うか、娘の保育園の提出物と日々たまっていく洗濯物と夕飯作りと教習所のお勉強と仕事がエベレストのように前に山積みになっており、前が、前が見えん。

いつにも増して、ひとりまかない飯が食べたい欲がたまる日々。

最近、夫が天然酵母でパンを焼き始め、その酵母をくれた友人が長野に遊びに来て、2人でパンを焼き、何だかパンだけは豊富な日々。

それから近所のおばあちゃんから、娘が「こんにちは」と言えたから、えらいねえ、はい持っていって、はいこれも! と、わんこそばのリズムでくれた畑のキュウリがあるので、オープンサンドを作ろうと決意。

キュウリは焼くと、水分が抜けて味がきゅっとしまってうまいのです。ズッキーニがない時に「形が似てるし焼いてみるか」と焼いて驚いた、ズボラからの発見。夏の終わりにどうですか?

ミントがとっても合いますが(そして我が家にの周りには大量の野良ミントが生えている)、手に入らなければしそもおいしい。ソイヨーグルトがなければ、酸味要員でミニトマトを2個くらい、後出のニンニクとクミンと和えてもよし。

「クミンと焼いたキュウリってパンに乗せるのうめー」をまずは知ってもらえたらうれしいです。もちろんソイヨーグルトとミントがあれば最高。ソイヨーグルトは乳製品のヨーグルトよりも軽く爽やかで、料理にデザートに我が家ではよく登場します。お試しあれ!

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Profile

室田 HAAS 万央里(ムロタ ハース マオリ)

東京生まれ。17歳でNYに移り住んだ後、インドネシア、再び東京を経て2003年に渡仏。モード界で働いた後、ケータリング業に転身、料理教室や出張料理をパリで行う。現在は主にオンラインでのヴィーガン料理教室、レシピ本執筆、企業へのレシピコンサルティングなどを手がける。ハム好きな4歳の娘、ほぼベジタリアンな夫と暮らしながら「みんなが喜ぶヴィーガン料理」をインスタグラムで発信している。2019〜2021年、朝日新聞デジタル&W で「パリの外国ごはん そのあとで。」を連載。著書に「パリの菜食生活 ふだんづかいのヴィーガン・レシピ」(青幻舎)、「Tokyo Les recettes culte」「Cuisine Japonaise maison」(ともにフランス、Marabout 社)がある。 インスタグラム:@maorimurota

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