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期間限定のランチは今だけ! ニセコのカジュアルダイニング「キッチン」

世界各国のラグジュアリーホテルが立ち並び、シーズン問わず世界中から“ニセコファン”が訪れ、夏から秋にかけてカラッとした爽やかな風が気持ちいい今の時期も賑(にぎ)わいをみせている。冬のスキーシーズンにはお休みしている週末ランチがスタート! 10月上旬までを予定している。

チャトリウムニセコホテルにあるダイニングラウンジ「kitchen(キッチン)」は、ニセコで最も有名なレストランの一つである「KAMIMURA」の姉妹店として、2019年にスタートした。アンヌプリの山々を見渡す絶好のロケーションのなか、グループでワイワイ楽しめるシェアリングスタイルからシェフのおまかせを味わうコースまで、気分に合わせて食事ができると好評だ。

ニセコ キッチン 入り口
落ち着いた店内/キッチン
ルスツ豚バラ肉のブレゼ(ランチコース)

ここでしか食べられない味を、くつろぎの空間で提供したい

とかちマッシュルームと和牛タルタル(ランチコース)

kitchenで料理長を務める川口毅(かわぐち・つよし)さんはKAMIMURAのオーナーシェフ上村雄一さんと10年来の付き合いだ。「たくさんのシェフと仕事をしてきましたが、上村さんは料理の技術はもちろん、人間的に尊敬できる。この人と一緒に仕事がしたいと思って飛び込みました」。今は一緒に働くスタッフが楽しく働けることを心がけていると言う。「チームとして楽しくなければ、お客さんにも楽しい雰囲気を提供できませんから」と話す川口さんは上村シェフの料理哲学を受け継ぎながら、より親しみやすくプライベートな雰囲気の食空間を目指している。

野付産帆立とジェノベーゼパスタ(ランチコース)

食材の宝庫である北海道で、素材の持ち味を最大限引き出すのは料理人の腕の見せどころだ。「北海道の代表的な食材といえばジャガイモですが、五四〇といって540日間熟成した倶知安(くっちゃん)産のジャガイモを使った料理が当店のシグネチャーです。じっくり熟成させて甘みを増したジャガイモに、喜茂別(きもべつ)の牧場で作っているラクレットチーズをかけた料理は、ここでしか食べられない自信作です。エビのアヒージョやモッツァレラチーズのオーブン焼きもリピーターが多いですね」。ほかにも厚岸(あっけし)産生牡蠣(かき)、エゾ鹿のカルパッチョ、エゾ鮑のエスカルゴバター焼きなど、北海道の美味を新たな手法で昇華した魅力的なメニューが並ぶ。

ニセコ キッチン 倶知安
倶知安五四〇とラクレットチーズのオーブン焼(冬季ディナーメニュー)
ニセコ キッチン 蝦夷鹿カルパッチョ
蝦夷鹿肉のカルパッチョ(冬季ディナーメニュー)
ニセコ キッチン 海老アヒージョ
海老のアヒージョ(冬季ディナーメニュー)

バルメニュー、炭火オーブンを使ったグリル料理などジャンルにとらわれない料理にはワイン、日本酒、ウイスキー、地ビールとアルコールも幅広く取り揃(そろ)える。気のおけない仲間とリラックスしながら囲むテーブルは、ニセコリゾートの忘れられない思い出になるだろう。

※時期により価格が変わる可能性があります。

text: Junko Kubodera, interview & edit: Miyuki Kikuchi

爽やかな風と上質な逸品に出会う「ニセコ蒸溜所」

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