美しい泡と繊細な味わい。「フランス シャンパーニュメゾン」の魅力とは？

クリュッグ

最高醸造責任者が語る、伝統の担い手という誇り

シャンパーニュの本質は喜び。その信念を基に、1843年、ヨーゼフ・クリュッグによりランスで創業されたメゾン「クリュッグ」。彼が夢見たのは、気候に左右されることなく毎年最高のシャンパーニュを造ること。それを実現し続けているメゾンは現在6代目。彼の精神を継承しているのが、最高醸造責任者のジュリー・カヴィルだ。「クリュッグ」の魅力は妥協を一切許さないワイン造りだという。

「メゾンにおいて、味がすべて。つまり社長はワインです。ですから、すべての過程において、一切の妥協はありません。創業当時、シャンパーニュは良い年にしか造らないものでしたが、『クリュッグ』は創業以来プレステージ・キュヴェという最高レベルのシャンパーニュを毎年造り出しています。それは、魔法のようなことだと思います。私たちは遺産の担い手として謙虚に、初代ヨーゼフの夢を再現しているのです」

大切にしているのは、歴史ある過去、真摯にもの造りに向き合う現在、そして伝統を手渡す未来。2024年には、人にも環境にも優しい新醸造所が、メゾンにとって大切な畑があるアンボネイ村に建設される。「その地でスタッフにもより良い環境を提供したい。それが未来に繋がっていくのですから」

「クリュッグ ロゼ 27 エディション」

エレガントさと大胆さを併せ持つロゼ シャンパーニュ。今夏発売されたばかりの「27 エディション」は、2015年の収穫を中心に異なる収穫年 9年分から、38種類のワインをブレンド。創業当時は存在しなかったロゼは、毎年最高のシャンパーニュを造るというヨーゼフの夢からインスパイアされ、クリュッグ家5代目が実現。力強く、他に類を見ない個性、そしてエレガントさを併せ持つ味わいが魅力。

「クリュッグ グランド・キュヴェ 171 エディション」

1843年以来、毎年世に送り出されている「クリュッグ グランド・キュヴェ」の171番目のエディション。今夏発売されたばかりのこちらは、2015年に収穫されたブドウを中心に12年の異なる収穫年から、131種類のワインをブレンド。ピノ・ノワール 45%、シャルドネ 37%、ムニエ 18%で構成されている。セラーで約7年間の熟成により実現したのは、どこまでも広がる豊かな味わい。優雅で卓越した味は、メゾンの象徴。

爽やかな飲み口と華やかな余韻 イタリア最高級の「フランチャコルタ」を楽しむ